皆さん、こんばんは・・・。
今年も残すところ、あとわずかになってきました。
妙に静かでやたらと寒い大晦日の夜、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
僕はといえば2018年もじき終わろうとしているこの時分、
熱いコーヒーをすすりながら
パソコンを開いてカタカタと
このブログを更新していました。
さて、今年も足早に過ぎていった1年でしたが、
それももう、じきに聞こえてくる除夜の鐘の音と共に終わりをつげ、
それと同時に2019年が始まります。
本当に、時間の流れは早いものですね。
外は極寒。
僕の住んでいる長野県上田市の山間部では、
現在マイナス10℃ほどでしょうか。
窓ガラスについた水滴は凍りつき、
それらガラス戸の類は皆一様に開かなくなってしまいます。
バンバンと何度かサッシを蹴り飛ばし、
ようやくやっと、ガリガリガラガラとドアが開きます。
夜間は2〜3時間に1回のペースで
犬達の散歩を兼ねて庭を歩くのですが、
この時期は毎回、
そんな調子でサッシを蹴り飛ばしてはドアを開ける。
まぁ子供の頃から冬はそんな調子でドアを開けていたので、
別段何とも思わないのですが、
ふと改めて考えてみると、
全くもって、なんらもなぁな環境で生きているのだなぁと
我ながら感心します。
何のこっちゃ。
とにかく、冬真っ盛り、年末真っ只中、
そして年始はすぐそこというわけです・・・。
さて、練樹工房の2018年のクラフトフェア出店ですが、
先月末の石川県金沢市で開催された
雑貨×作家マーケットVol.19で無事終了しました。
しかしそのイベント、
11月24日(土)25日(日)の二日間に開催されています。
なんとまぁ、それから今日まで、
実にひと月以上も時間が空いてしまいました。
僕はそれから今日までの1ヶ月間、
一体何をしていたのか?
1ヶ月もの期間、ブログを更新しないなんて・・・
なめてんのか⁈
全くです。
そう言われても仕方ないです。
しかしまぁ、もちろんなめてなどいないですし、
この1ヶ月間いろいろと忙しくて
なかなかブログの執筆が進まなかった、
という事もありましたし、
それでもちょこちょこと時間を見つけては書いていたのですが、
如何せん今年最後の更新という事が、
僕の中である意味良いプレッシャーになったのか、
もうやたらと長い内容になってしまい、
その校正作業に莫大な時間を費やし、
かなりの部分を削ったり付け加えたりの添削作業。
読み返し、付け足し、削り、また読み返し・・・。
そんなことをこの忙しい師走の時期の
僅かに空いた時間にやっていたのですから、
全くもって、非常にバタバタとした12月になってしまいました・・・。
いや、でも忙しいっていうのは良いことですよね。
とてもありがたいことです。
ということで、以下の文章からは、
先月末の雑貨×作家マーケットVol.19が終ってから
ぼちぼちと書き綴ってきたものになり、
冒頭から今読んでいただいているところまでは、
大晦日のギリギリ・・・つまり今日12月31日に書いているわけです。
時系列がややこしくてすみませんが、
そんな感じで読んでいただければと思います。
まぁ毎度の事ながら大した事は書いていないので、
時系列がどーのこーのいったところで
なんら問題はないのですがね?
今年最後の更新という事ですので、
お暇でしたら、ぜひ、ちょっと読んでみてください・・・。
さてまずは、
11月17日(土)18日(日)の二日間
静岡県で開催された森町クラフトフェアを
急な体調不良により急遽キャンセルした話です。
前回のこのブログで告知した通り、
その後体調は戻り、なんとか無事、
その翌週の11月24日(土)25日(日)に開催された
雑貨×作家マーケットには出店することができました。
とは言っても、
やはり森町クラフトフェアをキャンセルしてしまった事は事実で、
ご迷惑をお掛けしてしまったのもまた事実。
いくら体調不良とはいえ、
それは自分の体調管理が出来ていなかったということになるわけで、
全て自分の招いたことですね。
まったく、反省しています・・・。
そして、出店が出来なくなった事によって、
楽しみにしていてくださった皆様にも
少なからず失望感を与えてしまったのでは・・・
練樹工房の出店を楽しみに待っていてくださった大勢の皆様には、
本当に申し訳ない事をしてしまった、と・・・。
えっ?練樹工房を待っている人なんて
そんなに大勢はいないんじゃないかって?
まぁ・・・そうだけどさっ。
いやしかし、まぁそう言わずに。
話をスムーズに進行するため
便宜的に言ってるだけなので、
そんなに目くじら立てずに聞いてください(笑)
とにかく。
今回の第5回森町クラフトフェアに関わっていた多くの方々へ、
心からお詫び申し上げる次第であります。
本当に申し訳ありませんでした。
この場を借りて、
謝罪させていただきます。
今後は自分の体調も含め、
しっかりと管理、準備し、
より良い状態でクラフトフェアへ参加出来るよう、
心がけていきたいと思っております。
そりゃまぁ、今後突然の出来事でキャンセルしなければならないことだって
いくらでも出てくるかもしれませんが、
体調不良によるキャンセル位は出来るだけ無くしていこうと、
そう心に誓って頑張っていこうと思っている次第であります。
さて、では肝心 (?)の「体調不良」の話になります。
僕の生活の中で、
収入のほとんどを得るほぼ唯一の手段である
クラフトフェアの出店を休まなくてはいけない位の体調不良とは、
一体なんだったのか。
それはなんと・・・‼︎
「歯」です。
歯。
なんと歯を痛めてしまい、
急遽出店をキャンセルしなければならなくなってしまったのです‼︎
「歯かよ‼︎」と突っ込んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、
「あぁ、歯ならねぇ・・・」と、
一定の理解を示して下さった方も
大勢いらっしゃるのではないでしょうか・・・。
歯というのは、なぜあんなに痛いのでしょうか。
もう、悶絶です。悶絶。
「悶絶」を辞書で引くと、
「悶え苦しんで、気絶する事」と出てきます。
気絶かよ(笑)
さすがに気絶はしない・・・よなぁ?
いや、うん・・・気絶したっておかしくない程の痛みも、
歯痛ならありうるかも・・・。
そう思ってしまうほど、
一度痛めてしまうと
どうしようもなくなってしまう事があるわけです。
虫歯というものは、
皆さん多かれ少なかれあるとは思います。
もちろん「虫歯なんて1本も無いよ!」
という優秀な人も大勢いらっしゃる事でしょうが、
基本的には「虫歯がある」という人の方が、
割合で言えば圧倒的に多いのでは無いでしょうか。
かくいう自分も虫歯があり、
お恥ずかしい話ですが、
1ヶ所や2ヶ所ではありません。
毎日しっかりと歯をみがいているつもりなのですが、
どうしても、虫歯との関係を絶つ事は出来なかった・・・。
歯はしっかりと磨いているんですよ?
(そこは強調する)
しかし、生まれつき歯が弱い(?)人だっているし、
歯をしっかりと磨いていても、
どうしても虫歯になってしまうと言う人は
世の中に大勢いるのです。
(と言って弁解し、仲間をも募る愚挙)
逆に、全然歯を磨かなくたって虫歯1本も無い、
という生まれつきストロングトゥースな方もいるわけで、
それは、タバコを吸っているのに全然健康な人もいれば、
ちょっとタバコを吸ってみただけですぐに体調を悪くする人もいて、
これも「生まれつき持ち合わせた耐性」の、
その強度による差なんですね。
僕は生まれつき身体が弱かったので、
タバコを吸えば肺がヒーヒーなるし、
毎日きちんと歯を磨いていも虫歯になった。
ついでに言えば、
小さい頃はアトピーで喘息で猫アレルギーで卵アレルギーでした。
それらは身体が成長して体力がつくと同時に
ほぼ無くなってはいきましたが、
最近は歳をとった事による体力の低下に伴ってか、
猫アレルギーと卵アレルギーが戻ってきたようです。
喘息の方は、1年半位前までタバコを吸っていたのですが、
ちょっと運動したり山に登ったりするだけで
喘息のような症状が出てきて辛くなってきたので、
それを機にタバコを止めました。
それ以来、喘息的な症状の方は大きく改善し、
今では全くと言っていいほどありません。
しかしハウスダスト的な埃がキツイところでは
相変わらずヒーハーゼーゼーと喘息的な感じになってしまうので、
やはり僕は身体が弱いんだな・・・
ということをしみじみと感じます。
話は飛びましたが、
生まれついたもので、その後の人生は全然違うものになって行く、
という事です(えっ?そんな話してたっけ?)
いやいや、
要は生まれつき身体が弱い=虫歯になりやすい
という人が世の中には大勢いらっしゃり、
僕も御多分に洩れずその中のひとりだ、という事。
そして、けっして「歯磨きをしていない」などという
自堕落的な人生を歩んできたわけでは無いよ、
と言う事を、
虫歯になっている自分への言い訳として、
声を大にして言いたい。
そうゆう事で(どうゆう事で?)、
こんなに無駄に尺をとって
ダラダラと書き綴らせていただいたのです・・・。
いつもいつも、なんかすいやせん。
まぁ・・・どんなにさも正論のように書き綴ったところで、
虫歯になっている時点で、
最低でも歯磨きはしっかり出来ていなかった、
と言う事にはなり、
極めて言い訳がましく聞こえますね。
そうです、極めて言い訳がましいのです、僕という人間は!
そして極めて屁理屈屋・・・!
・・・やっぱり僕個人としては、
自分自身に虫歯があると言うことが
少なからず恥ずかしいと思っている、
と言うことなのですね。
いくら身体が弱いと言えど、
虫歯になりやすい体質だと言えど、
結局は歯磨きが不十分だった、
と言う事なのですからね・・・。
さて、そんなこんなで昔からちょいちょいと
歯科のお世話になりつつも、
少しづつ少しづつ虫歯は進行して行きます。
虫歯というものは、
いつのまにか知らぬ間に、
静かにひっそりと進行している・・・。
本当に恐ろしいものなんですね。
皆さん虫歯というものについて、
一体どれだけの知識があるでしょうか?
一般的な程度の知識位だと、
虫歯がどのように進行し、
その進行具合によって
各段階でどのような処置をしていくのか、という事は
あまり分からないものだと思います。
あくまで「平均的な一般知識の上では」ですが。
僕は今回とても歯を痛めてしまったので、
これを機に、
あくまで自分なりなものなのですが、
虫歯というものを調べてみました。
このブログを見て下さっている方の中に
歯科医の先生がいらっしゃるかもしれませが、
あくまで僕なりの検索と考察になりますので、
もし見当違いのことを言ってたとしても、
そこはかとなく、ご容赦ください・・・。
さて、今回僕の歯を襲った痛みについて、
時間を遡って話をしていきたいと思います。
あれはそう、富山県で開催された
CRAFTあさひ2018〜たなごころの気持ち〜
が終わり、数日経った時のことです。
僕は健康の為にちょいちょいジョギングをしているのですが、
最近は忙しいこともあり、
中々走れない日々が続いていました。
その日、時間的にも体力的にも余裕があったので、
久しぶりにジョギングシューズを履き、
いつものコースを1時間ほど走ります。
とは言うものの、
3週間ほど走っていない期間が空いてしまっていたので、
その日はなんだか物凄く疲れてしまい、
その夜、昔治療が終わっていた歯が
キリキリと痛み出しました。
僕は、疲れが溜まると昔治療した歯が痛む事がたまにあります。
これはまぁ僕の体質なのでしょうが、
同じような体質の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とにかく、僕は疲れると昔の治療した歯が痛み出す事が、
ちょくちょくある。毎回その都度痛むわけでは無いのですが、
10回疲れたら、1回くらい痛み出す程度。
しかしそれは、ちょっとキリキリとするくらいのもので、
特に痛み止めを飲まなければいけない、とか、
歯科で診察してもらわなければいけない、
などという程では全然ありませんでした。
今までは。
しかし今回のその
3週間ぶりのジョギングで感じた疲労から来た痛みは、
痛み止めを飲まなくてはいけない程に大きくなってしまいます。
珍しい。
痛み止めなんて久しぶりに飲んだ。
2年半前脳髄圧減少症で床に臥せっていた時は、
それが脳髄圧減少症だとは知らなかったので
毎日痛み止めを飲んでいましたが、
(結局原因に対する対処方法が違っていたので
全然効かなかったのですが)
それ以来かもしれない。
その夜はそれで痛みも静まり、
何事もなく就寝する事が出来たのですが、
翌日からしばらく、
なんだか痛みの芯が残っているような感じが続きます。
なんだか響くような、ジンジンするような・・・。
これはもう、歯科医に診てもらい、
万全を期して次のクラフトフェアに望んだ方が良い。
そう思い、11月14日(水)の日、
かかりつけの歯医者さんに診てもらいに行ったのです。
森町クラフトフェアの3日前の事です。
さて、待合室でしばらく待ち、
呼ばれて診察室へ入り、またしばらく待つ。
ようやく先生が来て、
症状を聞き、レントゲンを撮るという。
レントゲン室に入り、口にフィルムを咥え、
X線が照射される(であろう)機械の筒を
顔面すれすれに配置される。
動かないでくださ〜いと言われ、
ピタッと止まる。
その間に歯科助手さんは部屋から出て、ドアを閉める。
ドアが閉まったらすぐに「ビーッ」という、
短くくぐもったビープ音のような音がし、
すぐに歯科助手さんが入ってきて、
咥えてるフィルム的な物を
僕の口から外してくれる。
その画像はすぐにパソコンに映し出され、
それを見ながら先生に説明を受ける。
すると先生、根っこが膿んでいる、と一言。
えっ?
根っこ?
歯の?
根っこが?
膿んでいるってか⁈
・・・なんで?
そう、今回のこの痛みは、
歯の根の部分が膿んでしまった事によるものだったのです。
歯というのは、
表面と内側の組織で硬さが違い、
外側はもちろん硬く、内側は外よりは柔らかい。
そしてさらにその中心には神経や血管などがあり、
それらは「歯髄」と呼ばれ、
幼少期に歯が成長する際、
歯に栄養を送るために必要なものなのだと言います。
しかしその歯髄、
歯の成長が完了した後は
無くても良いものになるのだそう。
虫歯というのは段階があり、
先ずは表面が溶けて穴が開きます。
これを放っておくと、
そのすこし溶けた表面の小さな虫歯から
どんどんと奥へ進んでいきます。
奥へいくほど歯の材質は柔らかくなるので、
ドンドンどんどん進んでいきます。
穴が開くと、そこに食べた物が詰まりやすくなり、
それは歯磨きでも取れにくくなるわけで、
それを餌に、虫歯菌(ミュータンス菌)は
どんどんと猛威をふるいます。
そしてついに歯髄まで達すると、痛みを伴う。
そうなると、完全に治療が必須になってくるのですが、
(もちろんその前で食い止める治療の方もめちゃくちゃ大事なのですが)
その段階での治療、歯髄に虫歯がとどいてからの治療に、
実は大きな問題があるようなのです。
この歯髄まで届いてしまった虫歯、
どういう治療をするかというと、
その歯の内側をぐわっと削り、
中の歯髄を全て取り除くのです。
もう永久歯になっているので、
歯髄自体は必要ない。
麻酔を打って痛みを消し、
ガンガン削って穴を開け、
細いブラシのようなヤスリのようなもので
ゴシゴシと歯髄をこそいでいきます。
簡単に言うと、
この歯髄を取りのそいた後の空洞になった歯の中に
隙間なく詰め物をし、
その上に被せ物をして治療完了なのですが、
実際はそう簡単にはいかないようで、
僕の今回の歯痛も、
原因はここにあると言っても過言では無いのです!
(まぁそもそも虫歯になった時点で僕が悪いのはあたり前なのですが)
この「歯髄を取り去る」施術、
実はこれがとても難しいらしく、
完全に歯髄を取り除かなければならない。
少しも残してはいけない。
しかしそれは、現状の日本ではとても難しい、との事。
そもそもなぜ歯髄を完全に取り除かなければならないのかというと、
歯髄が残った状態の歯に被せ物などで閉じてしまうと、
その残った歯髄が時間と共に徐々に膿んでいき、
結果根っこの周りも膿んで行ってしまう、という
なんとも恐ろしいスパイラルになってしまうらしいのです!
なので歯科医の先生は、
とても入念に歯髄を取り除く作業をして下さいます。
しかしそれだけでは、
実状では不十分になる事が多々あり、
現状、日本での根っこの治療の成功率は、
実に50%に過ぎないと言う事らしい。
(ネットで調べた結果から。)
う〜ん・・・。これは一体、どうした事か・・・。
医療大国日本にしてこの数字とは・・・。
しかし更に調べると、
アメリカでの根っこの治療の成功率は、
実に90%をマークしているよう。
これは一体、どう言う事なのか。
その答え、実は医療保険の制度の違いにあるようなのです。
日本の歯科医の技術が低いわけでは決してなく、
問題は、日本での医療保険の範囲内で使う事が許されている医療器具だけでは、
「歯髄を完全に取り除く根っこの治療」は満足に出来ない、
と言う事になるようなのです。
歯髄を抜き取る施術は、
なるべく無菌の状態にするために
治療する歯以外を全てシートのようなもので覆い、
(ラバーダムというものらしい)
歯髄のかけらを残さず取り除くために、
マイクロスコープを使う。
このラバーダムとマイクロスコープの2つの機材、
日本では保険が効かないようなんですね。
実際にこの二つを導入し、
成功率90%の実績を上げている歯科医院は
日本でも多くあるかと思いますが、
それは現在の日本において
保険適用外の施術になるので、
料金がものすごく高くなる。
なので、日本の歯科医の先生たちは、
なるべくお安い料金で、
精一杯の施術を日々行っているわけなのです。
事実、日本の歯科治療の治療費は、
お隣中国よりも安いようです。
という事でまぁ、
現状の日本での根っこの治療の成功率は
50%と極端に低いという事。
全く知らなかった事実ですね・・・。
これら事は、ネットで検索すれば見ることができます。
僕が今ここに書いた情報も、
全てネット検索で知った事です。
興味のある方は是非、調べてみてください・・・。
さて、そんなことはつゆ知らず、
昔から歯科に通って虫歯を治療してもらってきた僕ですが、
その昔根っこの治療をした箇所が
まんまと成功率50%から外れてしまったようで、
何年も経ったこの間、
ついに痛み出したのでした。
さてさて、話は診察中に戻りますが、
レントゲンを撮り、膿んでいることを確認し、
その歯の治療を開始します。
昔治療して被せ物をした歯でしたが、
また再度穴を開け、
細いブラシのようなもの(なんて言ったっけ?)で
コスコスとこすっていきます。
その歯はその昔、
別の歯医者さんで治療した箇所だったのですが、
先生曰くこの歯は一応治療が終わっており、
前回の治療でもう神経は抜いてあるようなので、
治療での痛みはないだろう、との事。
しかし・・・。
いざ被せ物を外し、
膿んでいるであろう箇所にブラシのような器具を突っ込んだ瞬間‼︎
激痛。
飛び上がるほどの痛み。
その痛みはその箇所を起点として僕の脳を一瞬で駆け巡り、
全身の筋肉を一気に硬直させます。
何という痛みだろう‼︎
まったく、こんな事ってある⁉︎
こんなに痛いことって、他にあるかね⁈
マジかぁ〜・・・‼︎
僕が外国人だったら、
迷わず大声で「オーマイゴッ‼︎」と連呼していたでしょう‼︎
そう思わずにはいられないほどの痛み。
しかし僕はおとなしい日本人。
そこはかとなく、静かに目を見開いて驚きを表し、
「う〜っ・・・!」と淑やかに呻く程度。
いやいや、大の大人が唸るってのは、
相当な事ですよ⁈
大の大人が歯を突っつかれては、
「う〜っ‼︎」と唸って身をよじる。
全くもってなんともはや・・・。
先生はその都度「えっ、痛い?」と聞き、
その都度麻酔を追加して打ってくれるのですが、
なぜか痛みを感じているピンポイントの箇所は、
全然麻酔が効いていないよう。
先生も、何度麻酔を打っても痛がる僕に、
はてなマークが浮かんでる顔をしています・・・。
これは一体、どうした事か・・・。
・・・そしてここは一体・・・何地獄だ‼︎
(先生には大変失礼ですが、あの時間はもう地獄以外何でもないわ!)
しかし治療は「麻酔を打って、膿んだ歯髄を取り去る」という
単純明快な作業。
誰が考えたって、もうこれ以上やりようがありません。
そんな事、痛みで悶え続けている僕にだって、
薄々分かっていました。
そして薄れる意識の中、
なんだか理由もなく理解してしまいました。
きっと、僕の今治療している箇所の歯の神経が
生まれつきとても複雑に入り組んでいて、
(出たよまた「生まれつき」という自身を正当化出来るキーワードが・・・)
なので前回の根管治療の時にも歯髄を完全に取り除けなく、
そして今、複雑に入り組んでいる神経なので麻酔が届きにくく、
いくら打っても効き目が見込めず、
このような経緯を経て今、
まさに地獄のような時間を過ごしているのだ・・・
と。
そう考えると、もう本当に憔悴してくる。
だって、痛みは取れないのに (麻酔は効かないのに)、
膿んだ箇所と残っているであろう歯髄を取り除くべく、
まだまだブラシ的な器具を突っ込みまくって
グリグリコシコシと研磨しなくてはいけないのですから・・・‼︎
分かっていたんです。
いや、分かってしまったのですね、なんだか漠然とでも。
だって、治療の技術自体は物凄く緻密で繊細で大変なものですが、
治療自体の理屈はとても単純明快なのですから・・・。
「麻酔を打つ→歯髄を取り除く」
これしかやる事はないんですから。
そして、麻酔以外でこの痛みを取り去る方法も、
無いことは分かっているのですから・・・。
本当に、先生にはご迷惑をお掛けしました。
先生も「えっ、まだ痛いの⁉︎」の連続で、
しまいには苦笑い(笑)
そしてついには
「・・・おかしいなぁ・・・もうこれ以上、やりようがないんだけどなぁ・・・」
と、そこまで言わせる事態に。
こんなに麻酔が効かなかった奴は、
きっと僕が初めてなんでしょう。
先生は僕が住んでいる町で長いこと開業しており、
いつ行っても大勢の患者さんがいらっしゃり、
予約を取っていても1時間待ちは当たり前。
田中歯科医院という名前の歯医者さんなのですが、
とても評判の良い歯医者さんなのです。
確かな技術と経験で手早く正確に治療してくださり、
普段は痛みなんてほぼ感じさせない。
ちょっとでも痛みを感じたらすぐに削るのを止め、
適切な対処をしてくれるからです。
治療が終わって「ありがとうございました」と挨拶をすると
ニコッと素敵な笑顔で送ってくれる。
腕もピカイチで優しくて、
僕もこれまで相当にお世話になっているのです。
決して今回の僕のこの痛みに関して、
先生の技術云々を言っているわけではありません。
先生は尊敬すべき、とても優れた歯科医師だと思っています。
これからも僕は、この町に住む以上、
この先生にお世話になり続けようと、
そう思っているのです‼︎
さて、そんなこんなで歯痛地獄の真っ只中にいて
依然として出口も見えず、
むしろまだまだ痛み地獄の深みに向かっているようなそんな状況。
しかし、先生が「もうこれ以上やりようがない」的発言をした直後から、
なぜか自体はすこし好転。
やっと麻酔が痛みの芯を捉え始めたようでした。
徐々に痛みが和らいでいく・・・。
これは、かなりの快感(笑)
痛みが消える時って、むしろ気持ち良く感じるのですね〜
(相当病んでる(笑))
頑張れ、麻酔‼︎
摑み取れ、痛みの芯を・・・‼︎
麻酔を応援し始めてしまうくらい、
その時点では憔悴しきっていました。
しかし麻酔はただの液体なので
頑張ることもダラけることもしません。
(何言ってんだ?)
さて、なんとか痛みも和らぎ、
やっとまともな治療に入れる。
・・・と思ったのもつかの間。
やはりブラシ的器具を突っ込むと、
あるポイントにぶち当たった所で激痛が走る‼︎
しかししかし、先ほどよりは大分マシに。
なので、先生ももう覚悟を決め、
多少痛みを伴ってもささっとやってしまおう!
と思ったのでしょう。
「成沢さん、ちょっと我慢です‼︎」と、
心の中で言っていたと思います。
僕も僕で、もうこの痛みと麻酔のイタチごっこ的な時間に辟易していたし、
先生のその心の声が痛いほど分かったので、
ある種強行に治療を進める先生に身を委ね、
思う存分呻きあげたのでした・・・。
数分後、その強行治療が功を奏し、
なんとか先生的にその日取り除くべき歯髄や膿は取り除けたようで、
初日の地獄は終了です。
しかし、その後も治療した歯はジンジンと痛み、
処方していただいたロキソニンという痛み止めを定期的に飲む事に。
また二日後に来てください、との事で、
その二日間はもう、仕事も出来ず寝込む事になりました。
たかが歯痛で、寝込むかねっ‼︎
というツッコミを入れたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、僕は体験してしまった。
たかが歯痛、
されど歯痛だと言うことを・・・。
僕は半ばいじけた様に、
憔悴しきったその身体をベッドに滑り込ませ、
のほほんとしたお気楽顔のジュアを抱いて
もうとことん寝込んでやろうと決めたのですが、
彼女は半分猫の様な性格の犬なので、
昼間は自分の気が向かないと一向にベットに入ってきません。
半ばいじけていた僕はいよいよ本格的にいじけ出し、
ジンジンと痛む歯を恨めしく思いながら、
傷を癒す獣の様に
布団を被って丸くなったのでした・・・。
さて、歯医者さんへは行ったものの、
結局はとんでもなく痛くなってしまった歯。
次の診察はその2日後の16日(金)だったのですが、
それは森町クラフトフェアの1日前。
僕は今回、森町クラフトフェアは前日搬入しようかな・・・と、
ちょっと考えていたのですが、
それもこの時点でボツに。
それどことろか、16日になっても全然痛みが治まらない。
相変わらず痛み止めを飲んでは凌いでいる状況。
こんな状況で、クラフトフェアになんて出店できない!
そう判断した僕は事務局に電話、
泣く泣くキャンセルの申し入れをしたのでした・・・。
快く受けてくださった、森町クラフトフェアの事務局さん。
本当に申し訳ありませんでした・・・!
その後16日、17日と治療を受けに歯科医院に通い、
相変わらず地獄のような痛みの時間を過ごします。
しかも、通うごとに酷くなる、治療中の痛み。
これは一体、どういうわけか・・・。
もう、麻酔を打ちまくり、歯茎がズタズタになっている感覚。
実際に見て確認したわけではないのですが、
何だか舌で撫ぜてみた感じ、
麻酔を打ちまくった痕の歯茎がズタズタとしている感触がありました。
そして17日の診察で再度レントゲンを確認した先生は、
一つのある原因を仮定しました。
それは、膿んでいる箇所が隣の歯の根元にまで進行しているのではないか?
という疑念。
レントゲンでよく確認したところ、
薄っすらですが、治療している歯の隣の歯の根元にも、
薄っすらとが影がかかっていました。
その歯は虫歯も無く、もちろん過去に治療すらしたことのない
綺麗な歯だったのですが、
先生がその歯を軽く叩くと、かなりの鈍痛がする。
その症状で確信したのか、
その歯の根の治療も始めるべく、
その綺麗な歯もガンガン削っていくことに・・・。
これがね、今回の治療の中で一番痛かった。
一番地獄的時間でした。
原因の発端は14日の診察初日に診てもらった歯の根っこでしたが、
痛みが続いている大元の原因はなんと、
その隣にある、虫歯のかけらすらない綺麗な歯の
根っこが膿んでいたことによるものだったのです!
そしてその膿は、隣から進行してきたもの。
まったくもって、何てこったい・・・!
人間の体ってのは、本当に不思議です。
なんともどかしく、出来損ないなのでしょうか!
結局、その虫歯も無く削ったことすらない綺麗な歯に、
歯髄を取り除けるだけの大穴を開け、
麻酔を打ちつつも、また地獄のブラシ的ヤスリのような器具にて、
グリグリスコスコと削り取っていくのです。
それがもう、痛いのなんのって・・・(涙)
この3回の受診での治療の中で、
もうダントツに一番痛かった。
初日でも地獄だったのに、
17日の治療なんて、
地獄にいたやつが更にもう2段階くらい、
もっとひどい地獄に落とされた。
そんな感じで、超地獄。
人は痛みだけで死んでしまうと聞いた事がありますが、
あぁ、それはまさしく、本当のことなのではなかろうか・・・。
もう本当に、
これ以上ないくらいの痛みを経験する事が出来ました。
良いのか悪いのか・・・。
しかし、その3回目の17日の診察を境に、
痛みはどんどん引いてゆき、
翌日にはもう痛み止めは要らない程に。
これはもう、本当に天国でした。
地獄がきつ過ぎて、
天国のハードルがえらく低いところまで下がってきていたよう。
もう「痛みさえなければ、全て良し」と言えるほど、
痛みによって謙虚な人間になっていました。
悟りを開いたような、聖人にでもなったような、
何だかとてもシンプルな気持ちになっている。
あながち「極端な痛みの経験」も、無駄ではなかったか・・・。
そう思えてしまうほど、
今回壮絶な痛みの経験、
そしてそれによる憔悴を経験したのでした。
その後は痛みも消え、
無事に雑貨×作家マーケットVol.19に出店する事も出来、
治療は今でも続いてはいますが、
痛みは全くありません。
「のど元過ぎればなんとやら〜」と言うくらい、
人間はすぐに痛い思いを忘れていましがちですが、
僕は今回のことはもう、絶対に忘れることはないでしょう。
あの痛み、地獄、絶対に忘れられません。
もう半分トラウマ。
トラウマ的に記憶しているということは、
病的に記憶しているようなものでしょうか(笑)
しかしまぁ、忘れてはいけないことなので丁度良い。
この際トラウマでも何でもいい。
あの痛みの経験を、忘れないようにしなくてはいけないのです。
忘れた時点で、あの地獄の時間が全て無かったことになってしまうのですから!
痛みを感じることは出来るだけ避けたいですが、
一度経験した痛みは、忘れてはいけないですよね。
ある意味「せっかく体験した貴重な経験」なのですからね?
しかしまぁね・・・出来るだけ体験はしたくないってのも、
痛いほどわかりますよ。
良くわかる。
痛いのは、本当に嫌です。
痛みってのは、歯だろうと腰だろうと頭だろうと膝だろうと、
ダメなんですよ。少しでもあると。
皆さんは、何かありませんか?
日常で感じる「痛み」って。
いや、ありますよね。
絶対にある。
何も無い人なんて、「絶対」と言えるくらい、絶対いない。
痛みとは、生き物の身体中の全ての箇所に余すことなく、
様々な要因で、様々な強度で、
そして様々な種類で現れるものですね。
こんなこといちいち言われなくたって、
人間として生きている人なら当然のように知っている事です。
(逆に「人間として生きていない人」なんていないのだから、
そんな回りくどい鬱陶しい言い回ししなくていいですよ〜(笑))
痛みというのはどんな箇所でも、どんな強度でも、そんな種類でも、
少しで感じてしまうと、
まとも生活が出来なくなってしまうものなのです。
しかもそれが長く続いてしまうとなると、
もうダメです、人間なんて。
ノックアウトですわ。
恐ろしいですね、痛みって・・・。
「痛み」について深く掘り下げていくとすると、
当たり前ですが物理的に感じるものだけでは済まなくなってきます。
「心の痛み」というものもありますし、
そもそもなぜ、人体は (ほかの動物もそうでしょうが)
「痛み」という苦痛を感じるようになっているのか、という事も
考えていかなくてはいけませんね。
では、単刀直入に「痛み」とはなんなのか。
これは皆さん、すぐに答えられますね。
信号です。
身体のどこかの箇所が著しく損なわれた時、
脳が出す緊急信号のような物。
みなさん、そう認識していると思います。
もちろん僕も、そう思います。
ヤバイよ!ここの部分が今ヤバイよ‼︎
今どうにか処置しないと、今後やばいよ‼︎
とにかくまぁ・・・ヤバイよ‼︎
そう教えるために、気づかせるために、
脳は「意識」とは別に機能している箇所を使い、
僕らの「意識」に働きかけます。
意識とは別の箇所、それを自律神経と呼びます。
そこで僕らは痛みを認識し、不快感を感じ、
(なぜ不快感を感じるのか、は、そう出来ているとしか言えませんが)
その不快感も「なんとかして身体を元の状態に戻そう!」と、
そう処置をしていく方向へベクトルを向けるのに役立っている。
そうして生き物は、その不快な信号を頼りに身体の不調を知り、
修正へと向かう体制を準備するわけです。
しかし、実際に修正 (処置)に向かうか否かは、
その人次第と言わざるおえないのが、
人間という生き物の特徴なのでしょう。
実際に痛みを感じても、処置しようとすらしない人は大勢いるように感じます。
よく「俺は病院や医者が嫌いだから」というセリフ、聞きませんか?
まぁある意味凄いとは思います。
痛くても我慢してしまう人もいますし。
しかし、そんな人でも、痛みが持続的に続いたとしたら、
処置しないわけにはいかないと思います。
なぜなら、「痛み」とは、「消耗」だからです。
僕は今回、痛みを感じている時間がとても長かった。
そしてその間、仕事も作業も出来ず、
しまいにはクラフト出店をキャンセルしなくてはならないくらい、
何もできずに寝込んでいました。
言い換えれば、「ずっと寝ていた」ような物。
まぁ少しくらいは動いたり作業したりはしたんですがね?
便宜的に言えば、ずっと寝ていた。
もしこれが健康体で同じことをしていたとしたら、
(健康体で寝込んでみたとしたら)
疲れるどころか、
むしろ身体を休めて英気を養っている状態なわけなので、
どんどんやる気と精気が溜まり、
どんどんと元気になり、健康的になり、
早く何かしたくて仕方ない、
そんな状態になることでしょう。
しかしこれが、痛みを伴って寝込んでいると、
全く逆の状態に陥ります。
この話の場合、
あくまで「痛み」の感覚のみを伴っている場合、ということにし、
その痛みの元になっているであろう「損なっている箇所」自体が
その人の体に与えるであろう損傷とそれに伴う憔悴、は
無いことにしましょう。
あくまで、ただただ「痛みという苦痛を感じ続けている」という状態です。
そう、まさに今回の僕の「歯痛」ですね・・・。
これ、もう本当に疲れます。
ただただ日々寝ているだけでも、疲れるのです。
ずっと痛みを我慢し続けているのですから。
我慢するというのは、ぐっと身体に力も入るし、
精神的にも、次々と襲い来る痛みの波に備えなければなりません。
もうね、本当に疲れる。
もちろん、歯医者さんでグリグリやられてる時の
激烈痛は、もっともっと何倍も疲れます。
わずか30分の治療で、30年分くらい老けました。
僕は今年38歳になりましたが、
歯医者さんに勇んで入って行った時は、
それはもう、確かに元気な38歳でした。
しかしその1時間半後、歯医者さんから出てきた僕は、
完全に68歳になっていましたね。
目に生気はなくぼんやりと虚空を見つめ、
目の下には深いクマ。
顔中皺としみだらけ、
腰と膝は曲がって痛み、
頭は禿げ上がり、
歯は抜け落ち(歯の治療に行ってたのに?)、
ボロボロの小汚いジャンパーを羽織り、
ヨレヨレの安いスラックスを履き、
底の磨り減ったマジックテープの安靴を引きずって、
ヨボヨボ、トボトボと、
ただ前進するためだけに前進している・・・。
そんな68歳の爺さんに、たった1時間半で変貌しまうのです‼︎
(あくまで僕自身の、僕自身に向けてのイメージ映像です。)
68歳でも若々しくはつらつとした方は大勢いらっしゃいます。
しかし僕の30年後はきっと、
腰も膝も曲がって痛み、歯は総入れ歯、頭はつるっ禿げ、
目も悪く血圧も高く、
なんらかの持病を抱えて何とか生きている・・・。
そんな老人になっているような気がしてならない。
もしくはそれより先に、
なんらかの病気で亡くなっているか・・・。
いやいやいやいや・・・(笑)
全くね、痛みで床に伏せていると
ろくなことを考えない。
なんだか切ない自分の未来像を想像してしまったり、
寝ててもやたら悪夢的な夢を見たりと、
全然身体を癒すことができないのです。
痛みとは、身体の不調を知らせてくれるとても大切かつ重要な信号である、
ということは重々承知なのですが、
いかんせん、持続して感じさせられると、
いい加減キツイわ・・・。
もうね、身体の不調云々でなく、
ただただ「痛み」を持続して感じさせられるだけで、
人は疲労で死んでしまえるのではないか?
そう感じるくらい、
なんだかやたらと疲れる。
いや、「痛み」も度を超すと、
ショック死しますよね?
過去に世界各地で行われていた拷問の類も、
「人体の欠損による死」ではなく、
「只々痛みによるショック死」という事もあったと
聞いたことがあります。
鞭打ちの刑なんて、まさにそうだと・・・
いや、でもそれは瞬間的に与えられた激烈痛、ということであって、
持続した結構な鈍痛、では無いか・・・
おっと、こんな怖い話をしてすみません(・・;)
しかし痛みというのは、
只々体力を消耗し、
神経を削り取ってくということなのです・・・。
さてまぁ、ここまで今回のクラフトフェアキャンセル騒動から
その原因となった歯痛とその治療の経緯を
長々と語らせて頂きましたが、
そういうわけで、
僕は森町クラフトフェアをキャンセルしたわけです。
そして、その次の週の雑貨×作家マーケットには、
無事に出店する事が出来た。
このブログの趣旨は、あくまで
「クラフトフェア出店日記」でしたね。
それではやっと、お待ちかね(?)の
雑貨×作家マーケットの話に行きましょう。
長々と痛々しい話を聞いていただいて、
本当に申し訳ない。
こんな年の瀬に、なんで歯を削るような痛い話を
リアルに聞かなくちゃいけないんだ‼︎
そう思っている方も大勢いらっしゃるかと思います。
全くその通りですね。
本当にすみませんでした。
しかし。
皆さんも、くれぐれも歯だけは気をつけてくださいね・・・。
下手に傷めてしまうと、
もうとんでもないことになってしまいますよ!
ネットで検索した結果ですが、
嘘か誠か、歯痛で亡くなった方も居たとか、居ないとか・・・。
まぁ、これにて歯痛の話は終わりです。
最後までご視聴ありがとうございました。
それでは皆さん、ごきげんよう‼︎
・・・・・いやいや、雑貨×作家マーケットの話ですね(笑)
まぁ、ここまでかなりの長文で来てしまったので、
ここからは簡単に綴っていこうかと思います。
さて雑貨×作家マーケット。
今回で何と19回目の開催です。
年に2度開催しているので「19回」という多い開催数になるのですが、
それでももう9年目。
(初年度は3回の開催だったようです)
なかなかの開催年数です。
主催はクラフト作家のako styleのアコさん。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
デニムやコーデュロイなどの生地でパッチワークを仕立て、
その生地で更に素敵なバッグや帽子、
エプロンなどを製作しています。
アコさんとはとても仲良くさせていただいており、
出店がかぶるといつも一緒に一杯飲んでいます。
そう、アコさんはお酒が大好き(笑)
僕は普段はほとんど飲まないのですが、
クラフトマンは比較的お酒が好きな方が多いですね。
なので、僕もこういう出店で出かけた時だけ、
皆と一緒にお酒を飲むようになるのです。
僕を含め、この11月末の出店で最後になる作家さんも多く、
しかもこの雑貨×作家マーケットは
お酒好きな友達のアコさん主催。
もう、忘年会と称しての飲み会を行わないわけがありません。
毎年の事なのですが、
今年も例外なく、小さな飲み会が催され、
皆それぞれ美味しいお酒と料理に舌鼓を打ちながら
お互いに一年の労をねぎらって、
ワハハと笑うのでした。
その後、更に少数でアコさんの自宅にお邪魔し、
2次会と称して簡単に飲んだのですが・・・、
太田くんという宮城県のアクセサリー作家さんに飲まされ、
僕はかなりフラフラに。
この太田くん、面白い人で話もうまく、
ついついお酌を受けてしまい、
気がつけば日本酒をぐいぐいと空ける始末・・・。
普段自宅では全くと言っていい程お酒をのまないので、
これにはあっという間にのまれてしまう。
気がついたら深夜2時。
ふらふらの状態で布団に入るも、すぐに朝がやってきます。
もちろんがっつり二日酔い。
もう午前中は仕事にならず、
グッタリでした・・・。
全くね、歯を痛めたばかりで、
のど元過ぎたらこの体たらくですわ・・・。
いや、僕がグッタリしてる間に見に来てくださった方々に、
一番申し訳なく思っている次第でありまして・・・。
本当にすみませんでした。
なんか、謝ってばかりいますね、このブログは(笑)
謝らなければいけないことばかりしてるからだろ‼︎
はいそうです。すみませんでした!
さてクラフトフェアの方ですが、
今回も盛況だったのではないでしょうか。
今回は、主催側でアーティストを招待し、
中央のブースで展示販売する、という企画も行われました。
今回招待された作家さんは2名。
金属とガラスなどでオブジェを作っている方と、
イラストを描いていらっしゃる方。
どちらもとても素敵な作品で、
じっと見入ってしまうものばかりでした。
特に僕的に、イラストが素敵だと感じました。
ノープランで描き始め、
描きながら次の線を決めてゆく描き方らしく、
その緻密な線の連なりに、
思わず見とれてしまうばかり。
この会場で、こんな素敵な作家さんに出会えるなんて、
その体験自体がとても素敵なことですね(*^^*)
練樹工房のお店にも
大勢の方々が見にきてくださり、
今年最後の出店として、
とても充実できたのでは、と感じています。
二日酔いはちょっとダメでしたが、
それも含めて、2018年最後の出店、
とても楽しいものになりました!
お世話になった方々、
お買い上げくださった方々、
本当にありがとうございました(^o^)
さてさて・・・。
これでクラフトフェアの出店は終わったのですが、
それでホッと一息ついている場合ではありません。
むしろここからが、ある意味本当に忙しくなるのですから・・・。
ここ数年、毎年12月から2月いっぱいまでは
注文をいただいている分の製作、納品の仕事と、
毎年恒例の「山仕事」に従事する時間と、
主にその二つに分かれます。
そのほか、春からの出店の在庫分の製作業務や、
木彫り食器の材料になる木の伐採業務などがありますが、
それらも「クラフト」の仕事の一環。
要は、クラフト仕事と山仕事の二極化になるわけですね。
今年も御多分に洩れず、
12月からはクラフト業務と山仕事。
12月は師走。
読んで字のごとく、
師ですら走らなくてはいけない程に、忙しい季節です。
なので僕ごとき半人前の小僧っ子は、走るだけでは事足りず。
もう背中にジェットエンジンを積んで
フルマックスの出力で点火です。
「走る」のではなく、「飛ぶ」が正しいですね。
12月、「師が走る程忙しい」ので「師走」。
ならば、「半人前は飛ぶ程忙しい」ということで、
「飛丁稚」という言葉はどうでしょうか(笑)
読み方は「とびでっち」(笑)
「丁稚」は、半人前の意味。
「小僧」でも「弟子」でも同じような意味ですが、
なんとなく響き的に「でっち」の方がしっっくりくる気がする。
「年の瀬で忙しいねぇ。」
「本当です。飛丁稚ですわ。」
こんな会話・・・まぁどうでもいいことでした(笑)
とにかくまぁ、
12月中は注文を頂いている分の製作、納品と、
山仕事の二極。
全くもって忙しくさせて頂きました。
もう本当、こんなにブログ更新が遅くなってしまったことに対しての
言い訳を考えるのに一苦労です。
いやいや、嘘ですすみません(笑)
しかしとにかく、今年の12月は特に忙しかったですね。
ご注文いただいていた方々、
納品が遅くなってしまいまして本当に申し訳ありませんでした。
そして未だ納品をお待ちの方々、
遅くなってしまっている状況、
誠に申し訳ありません。
ご注文いただいました順に製作しておりますので、
今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
しかし、やはり僕個人の息抜きやトレーニングも兼ねての山仕事も、
欠かすことのできない毎年のルーティーンワークになっていまして、
この仕事をやりながら考えたこと、思いついたこと等が、
次の作品のアイデアになったり、
また来年からの英気を養うことになったりしています。
この山仕事、以前にもこのブログで書いたかもしれませんが、
僕が昔、正社員で働かせて頂いていた仕事なのです。
ありがたいことに、未だに冬の忙しい時期、
お声をかけてくださいます。
僕は好きでクラフト作家の仕事をやらせて頂いていますが、
山仕事も好きでやらせて頂いています。
どちらもいつまで続けられるかわからない、
そんな厳しい仕事ではありますが、
僕はこの2つの仕事が大好きです。
人の人生は、ほぼ「仕事」ですよね。
「お金を稼ぐ、稼がない」ではなく、
何かしらの「仕事」を常にしています。
もし完全自給自足の方がいらっしゃったとしても、
それは「他人から賃金を貰う」ような仕事ではないにしろ、
「生活に必要な全ての作業を、自身でこなしてゆく」という仕事に終始するのです。
人生は、仕事だ。
ということで、
2月いっぱいまでは
山仕事とクラフト仕事を一緒にやって行きます。
現在頂いておりますご注文の方は、
2月いっぱいまでには必ず製作していきますので、
その方、よろしくお願いいたします。
さて、山仕事の話をちょっとしましょう。
今年も色々な現場に行かせてもらいましたが、
先々週八丈島に行ってきました。
東京の竹芝桟橋から橘丸という客船に乗って、
22時に出航。
2等客室の、カーテンで仕切られた小さなベッド一つ分のスペースが、
プライベートスペースになります。
そこで翌朝9時着までの間、
夜を明かすことになります。
過去にこの山仕事で何度も乗った橘丸ですが、
今回はちょっと海が荒れており、
そこそこ強く、船は揺れました。
ギリギリ船酔いしないくらいの揺れ。
航海はほぼ深夜に済んでしまうのですが、
それが本当に助かります。
22時に出航した橘丸は、
すぐにレインボーブリッジの真下をくぐり、
そこそこのスピードで太平洋の淵に向かっていきます。
時刻は深夜。
乗客は大勢いましたが、
みなさんほとんどが、そのまま就寝した様子。
広いデッキには、僕がぽつんと一人だけでした。
冷たい夜の海風は、僕の羽織った外套を優しく剥ぎ取ろうとし、
不意な突風で僕の帽子を海へと投げ入れようとします。
僕は過去に2度ほど、
こうして海風にお気に入りの帽子を
海に投げ入れられたことがありました。
なので、3度目は無いぞ。
グッと深く帽子をかぶり、
敏感に突風を感じ取り、
風が帽子をめくり上げてくる角度を巧みに調整し、
受け流しながら、
夜の海風が吹く橘丸のデッキにて、
小さくなってゆく東京の街灯りを眺めていました。
船は翌朝9時に八丈島に着港。
ベッドにて一晩中振らされ、
ふらふらになってしまった体の芯。
ふらふらになりながら船を降り、
そのまま借りてあるレンタカーに乗って現場へ直行、
すぐに仕事が始まります。
今回は4日間ほどの滞在。
個人的にはちょっと短いと思いましたが、
それでもいくらかは空き時間があったので、
レンタカーに乗って海へ行ってみたり、
小さな井戸の遺跡を見に行ってみたりしました。
6、7年前に初めて八丈島に来た時は、
八丈富士にも登りました。
後輩と二人で来たので、その後輩も誘って二人で。
今回は時間がなかったので八丈富士には登れませんでしたが、
概ね満足して4日間の滞在を終えたのでした。
帰りは飛行機。
往路は船で11時間かかったのに、
復路はジェット機でわずか1時間程。
なんだかすげぇや。
ジェット機は羽田空港に着港し、
東京モノレールで浜松町まで行き、
そこから竹芝桟橋まで歩き、
駐めてあった会社のハイエースに乗って、
高速道路で長野県上田市まで帰ってきた、というわけです。
2018年12月中の、
山仕事のある一コマ・・・。
こんな感じで僕の12月は過ぎてゆき、
気がつけばもう12月31日。
もうすこしで年が明け、
2019年がやってきます・・・。
まぁ、何が変わるわけではなく、
ただ日付が変わるだけで、
今日も明日も明後日も、
日々やることは何も変わりません。
しかし、なんだかやはり、
年末年始は特別ですね。
忙しい師走(もとい「飛丁稚」(笑))をなんとかやりきり、
いま、やっとホッと一息つけた感じがします。
しかし現代は、年末年始に仕事の人も大勢いらっしゃいます。
僕も昔はそんな仕事をしていた時がありました。
東京にいた若い頃、
ある小さな遊園地でアルバイトしていたのですが、
そこは年末年始、年をまたいで開催するイベントをしており、
その遊園地で働きながら年を越したこともありました。
今の世の中、ネットでの買い物が主流になってきています。
僕も先日、アマゾンで電動工具を注文したのですが、
なんとそれは、1月1日に届くそう。
あぁ、なんかすみません・・・。
配達はもっと後でも良かったのだが・・・。
しかし、アマゾンという会社がそういう経営方針で、
そしてそこで働いている以上は仕方ないことなのかもしれませんね。
配達は、ヤマト便。
クロネコヤマトも、年末年始は特に忙しく仕事をしています。
本当に、お疲れ様です。
そうやって忙しく働いてくださる方々がいるから、
年末年始にホッと一息つける僕がいる。
本当に本当に、感謝です。
「人生は、仕事だ」と先ほど言いましたが、
人が頑張って働いている姿というのは、
僕はとても好きです。
ボロボロになっても、
不満があっても、
愚痴が溢れても、
人は働き続けます。
素敵な生き物ですね(^ ^)
しかしまぁ。疲れたら休みましょうね。
うまく時間をやりくりし、
ストレスを必要以上に溜めないようにして、
しっかりと心身を休める時間は作りましょう。
そうしないと、
僕のように歯を痛める羽目になるぞ・・・!
いやいや(笑)もう痛々しい歯の話はやめましょう(笑)
とにかく、忙しい師走飛丁稚、年末年始、
みなさんそれぞれの過ごし方があると思いますが、
身体だけは労って過ごしましょう。
さて・・・。
今年ももう終わります。
早いものですね。
本当に、毎年この時間の過ぎてゆく速度にはびっくりする。
一年を振り返ってみれば、
1日だって記憶、記録のない瞬間はありません。
しっかりと1年、1ヶ月、1日、1時間、1分、1秒を生きてきました。
それなのに、このスピード感・・・。
いったい、「時間」と「感覚」には、
どのような相互作用があるのでしょうか・・・。
いつか自分なりの答えを出してみたいお題ではあります。
皆さんは、2018年はどんな年だったでしょうか?
良かった、悪かった、大して変わらなかった・・・
人それぞれ色々あると思います。
僕はといえば・・・「良いこと」もあったし、
「悪いこと」もあったし、
「大して変わらなかった」こともたくさんありました。
まぁ、そんなことを総括して、
良い一年だったなぁと、そう思えます。
良かった事は、
やはりクラフト出店で沢山の素敵な方に出会えた事。
お客様であれ、出展者であれ、
沢山の素敵な人関わりをもち、
沢山の刺激を受けたような気がします。
悪かった事は、
やはり歯を痛めたことが一番でしょうか・・・。
これはもう、本当にヤバい。
マジです。
みなさんも、人間でいる以上必ず起こりうることです。
本当に気をつけてください。
そしてもちろん、僕も細心の注意を払って気をつけます!
(あれ?日本語あってますか?)
とにかくまぁ、
成沢学的2018年は、
色々あって大変だったけど、
楽しく過ごせて良かったな、という、
だいぶ月並みで語彙力の無い言い方ですが、
そんな一年になりました(^ ^)
普通が一番、ということでしょうか。
そして練樹工房的には、
2018年とても充実した一年になったと思います。
大勢の方々からお買い上げ頂き、
ご注文もたくさん頂きまして、
心から感謝申し上げます。
大きなトラブルもなく、
順調に一年を終えることができましたのも、
ひとえに皆様のおかげだと強く感じている次第であります。
2018年、
お世話になった方々、
お買い上げくださった方々、
僕とジュアに関わってくださったすべての方々、
本当に本当に、
ありがとうございました‼︎(^○^)/♪
〜後半へ、もう少しだけ続く〜
今年も残すところ、あとわずかになってきました。
妙に静かでやたらと寒い大晦日の夜、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
僕はといえば2018年もじき終わろうとしているこの時分、
熱いコーヒーをすすりながら
パソコンを開いてカタカタと
このブログを更新していました。
さて、今年も足早に過ぎていった1年でしたが、
それももう、じきに聞こえてくる除夜の鐘の音と共に終わりをつげ、
それと同時に2019年が始まります。
本当に、時間の流れは早いものですね。
外は極寒。
僕の住んでいる長野県上田市の山間部では、
現在マイナス10℃ほどでしょうか。
窓ガラスについた水滴は凍りつき、
それらガラス戸の類は皆一様に開かなくなってしまいます。
バンバンと何度かサッシを蹴り飛ばし、
ようやくやっと、ガリガリガラガラとドアが開きます。
夜間は2〜3時間に1回のペースで
犬達の散歩を兼ねて庭を歩くのですが、
この時期は毎回、
そんな調子でサッシを蹴り飛ばしてはドアを開ける。
まぁ子供の頃から冬はそんな調子でドアを開けていたので、
別段何とも思わないのですが、
ふと改めて考えてみると、
全くもって、なんらもなぁな環境で生きているのだなぁと
我ながら感心します。
何のこっちゃ。
とにかく、冬真っ盛り、年末真っ只中、
そして年始はすぐそこというわけです・・・。
さて、練樹工房の2018年のクラフトフェア出店ですが、
先月末の石川県金沢市で開催された
雑貨×作家マーケットVol.19で無事終了しました。
しかしそのイベント、
11月24日(土)25日(日)の二日間に開催されています。
なんとまぁ、それから今日まで、
実にひと月以上も時間が空いてしまいました。
僕はそれから今日までの1ヶ月間、
一体何をしていたのか?
1ヶ月もの期間、ブログを更新しないなんて・・・
なめてんのか⁈
全くです。
そう言われても仕方ないです。
しかしまぁ、もちろんなめてなどいないですし、
この1ヶ月間いろいろと忙しくて
なかなかブログの執筆が進まなかった、
という事もありましたし、
それでもちょこちょこと時間を見つけては書いていたのですが、
如何せん今年最後の更新という事が、
僕の中である意味良いプレッシャーになったのか、
もうやたらと長い内容になってしまい、
その校正作業に莫大な時間を費やし、
かなりの部分を削ったり付け加えたりの添削作業。
読み返し、付け足し、削り、また読み返し・・・。
そんなことをこの忙しい師走の時期の
僅かに空いた時間にやっていたのですから、
全くもって、非常にバタバタとした12月になってしまいました・・・。
いや、でも忙しいっていうのは良いことですよね。
とてもありがたいことです。
ということで、以下の文章からは、
先月末の雑貨×作家マーケットVol.19が終ってから
ぼちぼちと書き綴ってきたものになり、
冒頭から今読んでいただいているところまでは、
大晦日のギリギリ・・・つまり今日12月31日に書いているわけです。
時系列がややこしくてすみませんが、
そんな感じで読んでいただければと思います。
まぁ毎度の事ながら大した事は書いていないので、
時系列がどーのこーのいったところで
なんら問題はないのですがね?
今年最後の更新という事ですので、
お暇でしたら、ぜひ、ちょっと読んでみてください・・・。
さてまずは、
11月17日(土)18日(日)の二日間
静岡県で開催された森町クラフトフェアを
急な体調不良により急遽キャンセルした話です。
前回のこのブログで告知した通り、
その後体調は戻り、なんとか無事、
その翌週の11月24日(土)25日(日)に開催された
雑貨×作家マーケットには出店することができました。
とは言っても、
やはり森町クラフトフェアをキャンセルしてしまった事は事実で、
ご迷惑をお掛けしてしまったのもまた事実。
いくら体調不良とはいえ、
それは自分の体調管理が出来ていなかったということになるわけで、
全て自分の招いたことですね。
まったく、反省しています・・・。
そして、出店が出来なくなった事によって、
楽しみにしていてくださった皆様にも
少なからず失望感を与えてしまったのでは・・・
練樹工房の出店を楽しみに待っていてくださった大勢の皆様には、
本当に申し訳ない事をしてしまった、と・・・。
えっ?練樹工房を待っている人なんて
そんなに大勢はいないんじゃないかって?
まぁ・・・そうだけどさっ。
いやしかし、まぁそう言わずに。
話をスムーズに進行するため
便宜的に言ってるだけなので、
そんなに目くじら立てずに聞いてください(笑)
とにかく。
今回の第5回森町クラフトフェアに関わっていた多くの方々へ、
心からお詫び申し上げる次第であります。
本当に申し訳ありませんでした。
この場を借りて、
謝罪させていただきます。
今後は自分の体調も含め、
しっかりと管理、準備し、
より良い状態でクラフトフェアへ参加出来るよう、
心がけていきたいと思っております。
そりゃまぁ、今後突然の出来事でキャンセルしなければならないことだって
いくらでも出てくるかもしれませんが、
体調不良によるキャンセル位は出来るだけ無くしていこうと、
そう心に誓って頑張っていこうと思っている次第であります。
さて、では肝心 (?)の「体調不良」の話になります。
僕の生活の中で、
収入のほとんどを得るほぼ唯一の手段である
クラフトフェアの出店を休まなくてはいけない位の体調不良とは、
一体なんだったのか。
それはなんと・・・‼︎
「歯」です。
歯。
なんと歯を痛めてしまい、
急遽出店をキャンセルしなければならなくなってしまったのです‼︎
「歯かよ‼︎」と突っ込んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、
「あぁ、歯ならねぇ・・・」と、
一定の理解を示して下さった方も
大勢いらっしゃるのではないでしょうか・・・。
歯というのは、なぜあんなに痛いのでしょうか。
もう、悶絶です。悶絶。
「悶絶」を辞書で引くと、
「悶え苦しんで、気絶する事」と出てきます。
気絶かよ(笑)
さすがに気絶はしない・・・よなぁ?
いや、うん・・・気絶したっておかしくない程の痛みも、
歯痛ならありうるかも・・・。
そう思ってしまうほど、
一度痛めてしまうと
どうしようもなくなってしまう事があるわけです。
虫歯というものは、
皆さん多かれ少なかれあるとは思います。
もちろん「虫歯なんて1本も無いよ!」
という優秀な人も大勢いらっしゃる事でしょうが、
基本的には「虫歯がある」という人の方が、
割合で言えば圧倒的に多いのでは無いでしょうか。
かくいう自分も虫歯があり、
お恥ずかしい話ですが、
1ヶ所や2ヶ所ではありません。
毎日しっかりと歯をみがいているつもりなのですが、
どうしても、虫歯との関係を絶つ事は出来なかった・・・。
歯はしっかりと磨いているんですよ?
(そこは強調する)
しかし、生まれつき歯が弱い(?)人だっているし、
歯をしっかりと磨いていても、
どうしても虫歯になってしまうと言う人は
世の中に大勢いるのです。
(と言って弁解し、仲間をも募る愚挙)
逆に、全然歯を磨かなくたって虫歯1本も無い、
という生まれつきストロングトゥースな方もいるわけで、
それは、タバコを吸っているのに全然健康な人もいれば、
ちょっとタバコを吸ってみただけですぐに体調を悪くする人もいて、
これも「生まれつき持ち合わせた耐性」の、
その強度による差なんですね。
僕は生まれつき身体が弱かったので、
タバコを吸えば肺がヒーヒーなるし、
毎日きちんと歯を磨いていも虫歯になった。
ついでに言えば、
小さい頃はアトピーで喘息で猫アレルギーで卵アレルギーでした。
それらは身体が成長して体力がつくと同時に
ほぼ無くなってはいきましたが、
最近は歳をとった事による体力の低下に伴ってか、
猫アレルギーと卵アレルギーが戻ってきたようです。
喘息の方は、1年半位前までタバコを吸っていたのですが、
ちょっと運動したり山に登ったりするだけで
喘息のような症状が出てきて辛くなってきたので、
それを機にタバコを止めました。
それ以来、喘息的な症状の方は大きく改善し、
今では全くと言っていいほどありません。
しかしハウスダスト的な埃がキツイところでは
相変わらずヒーハーゼーゼーと喘息的な感じになってしまうので、
やはり僕は身体が弱いんだな・・・
ということをしみじみと感じます。
話は飛びましたが、
生まれついたもので、その後の人生は全然違うものになって行く、
という事です(えっ?そんな話してたっけ?)
いやいや、
要は生まれつき身体が弱い=虫歯になりやすい
という人が世の中には大勢いらっしゃり、
僕も御多分に洩れずその中のひとりだ、という事。
そして、けっして「歯磨きをしていない」などという
自堕落的な人生を歩んできたわけでは無いよ、
と言う事を、
虫歯になっている自分への言い訳として、
声を大にして言いたい。
そうゆう事で(どうゆう事で?)、
こんなに無駄に尺をとって
ダラダラと書き綴らせていただいたのです・・・。
いつもいつも、なんかすいやせん。
まぁ・・・どんなにさも正論のように書き綴ったところで、
虫歯になっている時点で、
最低でも歯磨きはしっかり出来ていなかった、
と言う事にはなり、
極めて言い訳がましく聞こえますね。
そうです、極めて言い訳がましいのです、僕という人間は!
そして極めて屁理屈屋・・・!
・・・やっぱり僕個人としては、
自分自身に虫歯があると言うことが
少なからず恥ずかしいと思っている、
と言うことなのですね。
いくら身体が弱いと言えど、
虫歯になりやすい体質だと言えど、
結局は歯磨きが不十分だった、
と言う事なのですからね・・・。
さて、そんなこんなで昔からちょいちょいと
歯科のお世話になりつつも、
少しづつ少しづつ虫歯は進行して行きます。
虫歯というものは、
いつのまにか知らぬ間に、
静かにひっそりと進行している・・・。
本当に恐ろしいものなんですね。
皆さん虫歯というものについて、
一体どれだけの知識があるでしょうか?
一般的な程度の知識位だと、
虫歯がどのように進行し、
その進行具合によって
各段階でどのような処置をしていくのか、という事は
あまり分からないものだと思います。
あくまで「平均的な一般知識の上では」ですが。
僕は今回とても歯を痛めてしまったので、
これを機に、
あくまで自分なりなものなのですが、
虫歯というものを調べてみました。
このブログを見て下さっている方の中に
歯科医の先生がいらっしゃるかもしれませが、
あくまで僕なりの検索と考察になりますので、
もし見当違いのことを言ってたとしても、
そこはかとなく、ご容赦ください・・・。
さて、今回僕の歯を襲った痛みについて、
時間を遡って話をしていきたいと思います。
あれはそう、富山県で開催された
CRAFTあさひ2018〜たなごころの気持ち〜
が終わり、数日経った時のことです。
僕は健康の為にちょいちょいジョギングをしているのですが、
最近は忙しいこともあり、
中々走れない日々が続いていました。
その日、時間的にも体力的にも余裕があったので、
久しぶりにジョギングシューズを履き、
いつものコースを1時間ほど走ります。
とは言うものの、
3週間ほど走っていない期間が空いてしまっていたので、
その日はなんだか物凄く疲れてしまい、
その夜、昔治療が終わっていた歯が
キリキリと痛み出しました。
僕は、疲れが溜まると昔治療した歯が痛む事がたまにあります。
これはまぁ僕の体質なのでしょうが、
同じような体質の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とにかく、僕は疲れると昔の治療した歯が痛み出す事が、
ちょくちょくある。毎回その都度痛むわけでは無いのですが、
10回疲れたら、1回くらい痛み出す程度。
しかしそれは、ちょっとキリキリとするくらいのもので、
特に痛み止めを飲まなければいけない、とか、
歯科で診察してもらわなければいけない、
などという程では全然ありませんでした。
今までは。
しかし今回のその
3週間ぶりのジョギングで感じた疲労から来た痛みは、
痛み止めを飲まなくてはいけない程に大きくなってしまいます。
珍しい。
痛み止めなんて久しぶりに飲んだ。
2年半前脳髄圧減少症で床に臥せっていた時は、
それが脳髄圧減少症だとは知らなかったので
毎日痛み止めを飲んでいましたが、
(結局原因に対する対処方法が違っていたので
全然効かなかったのですが)
それ以来かもしれない。
その夜はそれで痛みも静まり、
何事もなく就寝する事が出来たのですが、
翌日からしばらく、
なんだか痛みの芯が残っているような感じが続きます。
なんだか響くような、ジンジンするような・・・。
これはもう、歯科医に診てもらい、
万全を期して次のクラフトフェアに望んだ方が良い。
そう思い、11月14日(水)の日、
かかりつけの歯医者さんに診てもらいに行ったのです。
森町クラフトフェアの3日前の事です。
さて、待合室でしばらく待ち、
呼ばれて診察室へ入り、またしばらく待つ。
ようやく先生が来て、
症状を聞き、レントゲンを撮るという。
レントゲン室に入り、口にフィルムを咥え、
X線が照射される(であろう)機械の筒を
顔面すれすれに配置される。
動かないでくださ〜いと言われ、
ピタッと止まる。
その間に歯科助手さんは部屋から出て、ドアを閉める。
ドアが閉まったらすぐに「ビーッ」という、
短くくぐもったビープ音のような音がし、
すぐに歯科助手さんが入ってきて、
咥えてるフィルム的な物を
僕の口から外してくれる。
その画像はすぐにパソコンに映し出され、
それを見ながら先生に説明を受ける。
すると先生、根っこが膿んでいる、と一言。
えっ?
根っこ?
歯の?
根っこが?
膿んでいるってか⁈
・・・なんで?
そう、今回のこの痛みは、
歯の根の部分が膿んでしまった事によるものだったのです。
歯というのは、
表面と内側の組織で硬さが違い、
外側はもちろん硬く、内側は外よりは柔らかい。
そしてさらにその中心には神経や血管などがあり、
それらは「歯髄」と呼ばれ、
幼少期に歯が成長する際、
歯に栄養を送るために必要なものなのだと言います。
しかしその歯髄、
歯の成長が完了した後は
無くても良いものになるのだそう。
虫歯というのは段階があり、
先ずは表面が溶けて穴が開きます。
これを放っておくと、
そのすこし溶けた表面の小さな虫歯から
どんどんと奥へ進んでいきます。
奥へいくほど歯の材質は柔らかくなるので、
ドンドンどんどん進んでいきます。
穴が開くと、そこに食べた物が詰まりやすくなり、
それは歯磨きでも取れにくくなるわけで、
それを餌に、虫歯菌(ミュータンス菌)は
どんどんと猛威をふるいます。
そしてついに歯髄まで達すると、痛みを伴う。
そうなると、完全に治療が必須になってくるのですが、
(もちろんその前で食い止める治療の方もめちゃくちゃ大事なのですが)
その段階での治療、歯髄に虫歯がとどいてからの治療に、
実は大きな問題があるようなのです。
この歯髄まで届いてしまった虫歯、
どういう治療をするかというと、
その歯の内側をぐわっと削り、
中の歯髄を全て取り除くのです。
もう永久歯になっているので、
歯髄自体は必要ない。
麻酔を打って痛みを消し、
ガンガン削って穴を開け、
細いブラシのようなヤスリのようなもので
ゴシゴシと歯髄をこそいでいきます。
簡単に言うと、
この歯髄を取りのそいた後の空洞になった歯の中に
隙間なく詰め物をし、
その上に被せ物をして治療完了なのですが、
実際はそう簡単にはいかないようで、
僕の今回の歯痛も、
原因はここにあると言っても過言では無いのです!
(まぁそもそも虫歯になった時点で僕が悪いのはあたり前なのですが)
この「歯髄を取り去る」施術、
実はこれがとても難しいらしく、
完全に歯髄を取り除かなければならない。
少しも残してはいけない。
しかしそれは、現状の日本ではとても難しい、との事。
そもそもなぜ歯髄を完全に取り除かなければならないのかというと、
歯髄が残った状態の歯に被せ物などで閉じてしまうと、
その残った歯髄が時間と共に徐々に膿んでいき、
結果根っこの周りも膿んで行ってしまう、という
なんとも恐ろしいスパイラルになってしまうらしいのです!
なので歯科医の先生は、
とても入念に歯髄を取り除く作業をして下さいます。
しかしそれだけでは、
実状では不十分になる事が多々あり、
現状、日本での根っこの治療の成功率は、
実に50%に過ぎないと言う事らしい。
(ネットで調べた結果から。)
う〜ん・・・。これは一体、どうした事か・・・。
医療大国日本にしてこの数字とは・・・。
しかし更に調べると、
アメリカでの根っこの治療の成功率は、
実に90%をマークしているよう。
これは一体、どう言う事なのか。
その答え、実は医療保険の制度の違いにあるようなのです。
日本の歯科医の技術が低いわけでは決してなく、
問題は、日本での医療保険の範囲内で使う事が許されている医療器具だけでは、
「歯髄を完全に取り除く根っこの治療」は満足に出来ない、
と言う事になるようなのです。
歯髄を抜き取る施術は、
なるべく無菌の状態にするために
治療する歯以外を全てシートのようなもので覆い、
(ラバーダムというものらしい)
歯髄のかけらを残さず取り除くために、
マイクロスコープを使う。
このラバーダムとマイクロスコープの2つの機材、
日本では保険が効かないようなんですね。
実際にこの二つを導入し、
成功率90%の実績を上げている歯科医院は
日本でも多くあるかと思いますが、
それは現在の日本において
保険適用外の施術になるので、
料金がものすごく高くなる。
なので、日本の歯科医の先生たちは、
なるべくお安い料金で、
精一杯の施術を日々行っているわけなのです。
事実、日本の歯科治療の治療費は、
お隣中国よりも安いようです。
という事でまぁ、
現状の日本での根っこの治療の成功率は
50%と極端に低いという事。
全く知らなかった事実ですね・・・。
これら事は、ネットで検索すれば見ることができます。
僕が今ここに書いた情報も、
全てネット検索で知った事です。
興味のある方は是非、調べてみてください・・・。
さて、そんなことはつゆ知らず、
昔から歯科に通って虫歯を治療してもらってきた僕ですが、
その昔根っこの治療をした箇所が
まんまと成功率50%から外れてしまったようで、
何年も経ったこの間、
ついに痛み出したのでした。
さてさて、話は診察中に戻りますが、
レントゲンを撮り、膿んでいることを確認し、
その歯の治療を開始します。
昔治療して被せ物をした歯でしたが、
また再度穴を開け、
細いブラシのようなもの(なんて言ったっけ?)で
コスコスとこすっていきます。
その歯はその昔、
別の歯医者さんで治療した箇所だったのですが、
先生曰くこの歯は一応治療が終わっており、
前回の治療でもう神経は抜いてあるようなので、
治療での痛みはないだろう、との事。
しかし・・・。
いざ被せ物を外し、
膿んでいるであろう箇所にブラシのような器具を突っ込んだ瞬間‼︎
激痛。
飛び上がるほどの痛み。
その痛みはその箇所を起点として僕の脳を一瞬で駆け巡り、
全身の筋肉を一気に硬直させます。
何という痛みだろう‼︎
まったく、こんな事ってある⁉︎
こんなに痛いことって、他にあるかね⁈
マジかぁ〜・・・‼︎
僕が外国人だったら、
迷わず大声で「オーマイゴッ‼︎」と連呼していたでしょう‼︎
そう思わずにはいられないほどの痛み。
しかし僕はおとなしい日本人。
そこはかとなく、静かに目を見開いて驚きを表し、
「う〜っ・・・!」と淑やかに呻く程度。
いやいや、大の大人が唸るってのは、
相当な事ですよ⁈
大の大人が歯を突っつかれては、
「う〜っ‼︎」と唸って身をよじる。
全くもってなんともはや・・・。
先生はその都度「えっ、痛い?」と聞き、
その都度麻酔を追加して打ってくれるのですが、
なぜか痛みを感じているピンポイントの箇所は、
全然麻酔が効いていないよう。
先生も、何度麻酔を打っても痛がる僕に、
はてなマークが浮かんでる顔をしています・・・。
これは一体、どうした事か・・・。
・・・そしてここは一体・・・何地獄だ‼︎
(先生には大変失礼ですが、あの時間はもう地獄以外何でもないわ!)
しかし治療は「麻酔を打って、膿んだ歯髄を取り去る」という
単純明快な作業。
誰が考えたって、もうこれ以上やりようがありません。
そんな事、痛みで悶え続けている僕にだって、
薄々分かっていました。
そして薄れる意識の中、
なんだか理由もなく理解してしまいました。
きっと、僕の今治療している箇所の歯の神経が
生まれつきとても複雑に入り組んでいて、
(出たよまた「生まれつき」という自身を正当化出来るキーワードが・・・)
なので前回の根管治療の時にも歯髄を完全に取り除けなく、
そして今、複雑に入り組んでいる神経なので麻酔が届きにくく、
いくら打っても効き目が見込めず、
このような経緯を経て今、
まさに地獄のような時間を過ごしているのだ・・・
と。
そう考えると、もう本当に憔悴してくる。
だって、痛みは取れないのに (麻酔は効かないのに)、
膿んだ箇所と残っているであろう歯髄を取り除くべく、
まだまだブラシ的な器具を突っ込みまくって
グリグリコシコシと研磨しなくてはいけないのですから・・・‼︎
分かっていたんです。
いや、分かってしまったのですね、なんだか漠然とでも。
だって、治療の技術自体は物凄く緻密で繊細で大変なものですが、
治療自体の理屈はとても単純明快なのですから・・・。
「麻酔を打つ→歯髄を取り除く」
これしかやる事はないんですから。
そして、麻酔以外でこの痛みを取り去る方法も、
無いことは分かっているのですから・・・。
本当に、先生にはご迷惑をお掛けしました。
先生も「えっ、まだ痛いの⁉︎」の連続で、
しまいには苦笑い(笑)
そしてついには
「・・・おかしいなぁ・・・もうこれ以上、やりようがないんだけどなぁ・・・」
と、そこまで言わせる事態に。
こんなに麻酔が効かなかった奴は、
きっと僕が初めてなんでしょう。
先生は僕が住んでいる町で長いこと開業しており、
いつ行っても大勢の患者さんがいらっしゃり、
予約を取っていても1時間待ちは当たり前。
田中歯科医院という名前の歯医者さんなのですが、
とても評判の良い歯医者さんなのです。
確かな技術と経験で手早く正確に治療してくださり、
普段は痛みなんてほぼ感じさせない。
ちょっとでも痛みを感じたらすぐに削るのを止め、
適切な対処をしてくれるからです。
治療が終わって「ありがとうございました」と挨拶をすると
ニコッと素敵な笑顔で送ってくれる。
腕もピカイチで優しくて、
僕もこれまで相当にお世話になっているのです。
決して今回の僕のこの痛みに関して、
先生の技術云々を言っているわけではありません。
先生は尊敬すべき、とても優れた歯科医師だと思っています。
これからも僕は、この町に住む以上、
この先生にお世話になり続けようと、
そう思っているのです‼︎
さて、そんなこんなで歯痛地獄の真っ只中にいて
依然として出口も見えず、
むしろまだまだ痛み地獄の深みに向かっているようなそんな状況。
しかし、先生が「もうこれ以上やりようがない」的発言をした直後から、
なぜか自体はすこし好転。
やっと麻酔が痛みの芯を捉え始めたようでした。
徐々に痛みが和らいでいく・・・。
これは、かなりの快感(笑)
痛みが消える時って、むしろ気持ち良く感じるのですね〜
(相当病んでる(笑))
頑張れ、麻酔‼︎
摑み取れ、痛みの芯を・・・‼︎
麻酔を応援し始めてしまうくらい、
その時点では憔悴しきっていました。
しかし麻酔はただの液体なので
頑張ることもダラけることもしません。
(何言ってんだ?)
さて、なんとか痛みも和らぎ、
やっとまともな治療に入れる。
・・・と思ったのもつかの間。
やはりブラシ的器具を突っ込むと、
あるポイントにぶち当たった所で激痛が走る‼︎
しかししかし、先ほどよりは大分マシに。
なので、先生ももう覚悟を決め、
多少痛みを伴ってもささっとやってしまおう!
と思ったのでしょう。
「成沢さん、ちょっと我慢です‼︎」と、
心の中で言っていたと思います。
僕も僕で、もうこの痛みと麻酔のイタチごっこ的な時間に辟易していたし、
先生のその心の声が痛いほど分かったので、
ある種強行に治療を進める先生に身を委ね、
思う存分呻きあげたのでした・・・。
数分後、その強行治療が功を奏し、
なんとか先生的にその日取り除くべき歯髄や膿は取り除けたようで、
初日の地獄は終了です。
しかし、その後も治療した歯はジンジンと痛み、
処方していただいたロキソニンという痛み止めを定期的に飲む事に。
また二日後に来てください、との事で、
その二日間はもう、仕事も出来ず寝込む事になりました。
たかが歯痛で、寝込むかねっ‼︎
というツッコミを入れたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、僕は体験してしまった。
たかが歯痛、
されど歯痛だと言うことを・・・。
僕は半ばいじけた様に、
憔悴しきったその身体をベッドに滑り込ませ、
のほほんとしたお気楽顔のジュアを抱いて
もうとことん寝込んでやろうと決めたのですが、
彼女は半分猫の様な性格の犬なので、
昼間は自分の気が向かないと一向にベットに入ってきません。
半ばいじけていた僕はいよいよ本格的にいじけ出し、
ジンジンと痛む歯を恨めしく思いながら、
傷を癒す獣の様に
布団を被って丸くなったのでした・・・。
さて、歯医者さんへは行ったものの、
結局はとんでもなく痛くなってしまった歯。
次の診察はその2日後の16日(金)だったのですが、
それは森町クラフトフェアの1日前。
僕は今回、森町クラフトフェアは前日搬入しようかな・・・と、
ちょっと考えていたのですが、
それもこの時点でボツに。
それどことろか、16日になっても全然痛みが治まらない。
相変わらず痛み止めを飲んでは凌いでいる状況。
こんな状況で、クラフトフェアになんて出店できない!
そう判断した僕は事務局に電話、
泣く泣くキャンセルの申し入れをしたのでした・・・。
快く受けてくださった、森町クラフトフェアの事務局さん。
本当に申し訳ありませんでした・・・!
その後16日、17日と治療を受けに歯科医院に通い、
相変わらず地獄のような痛みの時間を過ごします。
しかも、通うごとに酷くなる、治療中の痛み。
これは一体、どういうわけか・・・。
もう、麻酔を打ちまくり、歯茎がズタズタになっている感覚。
実際に見て確認したわけではないのですが、
何だか舌で撫ぜてみた感じ、
麻酔を打ちまくった痕の歯茎がズタズタとしている感触がありました。
そして17日の診察で再度レントゲンを確認した先生は、
一つのある原因を仮定しました。
それは、膿んでいる箇所が隣の歯の根元にまで進行しているのではないか?
という疑念。
レントゲンでよく確認したところ、
薄っすらですが、治療している歯の隣の歯の根元にも、
薄っすらとが影がかかっていました。
その歯は虫歯も無く、もちろん過去に治療すらしたことのない
綺麗な歯だったのですが、
先生がその歯を軽く叩くと、かなりの鈍痛がする。
その症状で確信したのか、
その歯の根の治療も始めるべく、
その綺麗な歯もガンガン削っていくことに・・・。
これがね、今回の治療の中で一番痛かった。
一番地獄的時間でした。
原因の発端は14日の診察初日に診てもらった歯の根っこでしたが、
痛みが続いている大元の原因はなんと、
その隣にある、虫歯のかけらすらない綺麗な歯の
根っこが膿んでいたことによるものだったのです!
そしてその膿は、隣から進行してきたもの。
まったくもって、何てこったい・・・!
人間の体ってのは、本当に不思議です。
なんともどかしく、出来損ないなのでしょうか!
結局、その虫歯も無く削ったことすらない綺麗な歯に、
歯髄を取り除けるだけの大穴を開け、
麻酔を打ちつつも、また地獄のブラシ的ヤスリのような器具にて、
グリグリスコスコと削り取っていくのです。
それがもう、痛いのなんのって・・・(涙)
この3回の受診での治療の中で、
もうダントツに一番痛かった。
初日でも地獄だったのに、
17日の治療なんて、
地獄にいたやつが更にもう2段階くらい、
もっとひどい地獄に落とされた。
そんな感じで、超地獄。
人は痛みだけで死んでしまうと聞いた事がありますが、
あぁ、それはまさしく、本当のことなのではなかろうか・・・。
もう本当に、
これ以上ないくらいの痛みを経験する事が出来ました。
良いのか悪いのか・・・。
しかし、その3回目の17日の診察を境に、
痛みはどんどん引いてゆき、
翌日にはもう痛み止めは要らない程に。
これはもう、本当に天国でした。
地獄がきつ過ぎて、
天国のハードルがえらく低いところまで下がってきていたよう。
もう「痛みさえなければ、全て良し」と言えるほど、
痛みによって謙虚な人間になっていました。
悟りを開いたような、聖人にでもなったような、
何だかとてもシンプルな気持ちになっている。
あながち「極端な痛みの経験」も、無駄ではなかったか・・・。
そう思えてしまうほど、
今回壮絶な痛みの経験、
そしてそれによる憔悴を経験したのでした。
その後は痛みも消え、
無事に雑貨×作家マーケットVol.19に出店する事も出来、
治療は今でも続いてはいますが、
痛みは全くありません。
「のど元過ぎればなんとやら〜」と言うくらい、
人間はすぐに痛い思いを忘れていましがちですが、
僕は今回のことはもう、絶対に忘れることはないでしょう。
あの痛み、地獄、絶対に忘れられません。
もう半分トラウマ。
トラウマ的に記憶しているということは、
病的に記憶しているようなものでしょうか(笑)
しかしまぁ、忘れてはいけないことなので丁度良い。
この際トラウマでも何でもいい。
あの痛みの経験を、忘れないようにしなくてはいけないのです。
忘れた時点で、あの地獄の時間が全て無かったことになってしまうのですから!
痛みを感じることは出来るだけ避けたいですが、
一度経験した痛みは、忘れてはいけないですよね。
ある意味「せっかく体験した貴重な経験」なのですからね?
しかしまぁね・・・出来るだけ体験はしたくないってのも、
痛いほどわかりますよ。
良くわかる。
痛いのは、本当に嫌です。
痛みってのは、歯だろうと腰だろうと頭だろうと膝だろうと、
ダメなんですよ。少しでもあると。
皆さんは、何かありませんか?
日常で感じる「痛み」って。
いや、ありますよね。
絶対にある。
何も無い人なんて、「絶対」と言えるくらい、絶対いない。
痛みとは、生き物の身体中の全ての箇所に余すことなく、
様々な要因で、様々な強度で、
そして様々な種類で現れるものですね。
こんなこといちいち言われなくたって、
人間として生きている人なら当然のように知っている事です。
(逆に「人間として生きていない人」なんていないのだから、
そんな回りくどい鬱陶しい言い回ししなくていいですよ〜(笑))
痛みというのはどんな箇所でも、どんな強度でも、そんな種類でも、
少しで感じてしまうと、
まとも生活が出来なくなってしまうものなのです。
しかもそれが長く続いてしまうとなると、
もうダメです、人間なんて。
ノックアウトですわ。
恐ろしいですね、痛みって・・・。
「痛み」について深く掘り下げていくとすると、
当たり前ですが物理的に感じるものだけでは済まなくなってきます。
「心の痛み」というものもありますし、
そもそもなぜ、人体は (ほかの動物もそうでしょうが)
「痛み」という苦痛を感じるようになっているのか、という事も
考えていかなくてはいけませんね。
では、単刀直入に「痛み」とはなんなのか。
これは皆さん、すぐに答えられますね。
信号です。
身体のどこかの箇所が著しく損なわれた時、
脳が出す緊急信号のような物。
みなさん、そう認識していると思います。
もちろん僕も、そう思います。
ヤバイよ!ここの部分が今ヤバイよ‼︎
今どうにか処置しないと、今後やばいよ‼︎
とにかくまぁ・・・ヤバイよ‼︎
そう教えるために、気づかせるために、
脳は「意識」とは別に機能している箇所を使い、
僕らの「意識」に働きかけます。
意識とは別の箇所、それを自律神経と呼びます。
そこで僕らは痛みを認識し、不快感を感じ、
(なぜ不快感を感じるのか、は、そう出来ているとしか言えませんが)
その不快感も「なんとかして身体を元の状態に戻そう!」と、
そう処置をしていく方向へベクトルを向けるのに役立っている。
そうして生き物は、その不快な信号を頼りに身体の不調を知り、
修正へと向かう体制を準備するわけです。
しかし、実際に修正 (処置)に向かうか否かは、
その人次第と言わざるおえないのが、
人間という生き物の特徴なのでしょう。
実際に痛みを感じても、処置しようとすらしない人は大勢いるように感じます。
よく「俺は病院や医者が嫌いだから」というセリフ、聞きませんか?
まぁある意味凄いとは思います。
痛くても我慢してしまう人もいますし。
しかし、そんな人でも、痛みが持続的に続いたとしたら、
処置しないわけにはいかないと思います。
なぜなら、「痛み」とは、「消耗」だからです。
僕は今回、痛みを感じている時間がとても長かった。
そしてその間、仕事も作業も出来ず、
しまいにはクラフト出店をキャンセルしなくてはならないくらい、
何もできずに寝込んでいました。
言い換えれば、「ずっと寝ていた」ような物。
まぁ少しくらいは動いたり作業したりはしたんですがね?
便宜的に言えば、ずっと寝ていた。
もしこれが健康体で同じことをしていたとしたら、
(健康体で寝込んでみたとしたら)
疲れるどころか、
むしろ身体を休めて英気を養っている状態なわけなので、
どんどんやる気と精気が溜まり、
どんどんと元気になり、健康的になり、
早く何かしたくて仕方ない、
そんな状態になることでしょう。
しかしこれが、痛みを伴って寝込んでいると、
全く逆の状態に陥ります。
この話の場合、
あくまで「痛み」の感覚のみを伴っている場合、ということにし、
その痛みの元になっているであろう「損なっている箇所」自体が
その人の体に与えるであろう損傷とそれに伴う憔悴、は
無いことにしましょう。
あくまで、ただただ「痛みという苦痛を感じ続けている」という状態です。
そう、まさに今回の僕の「歯痛」ですね・・・。
これ、もう本当に疲れます。
ただただ日々寝ているだけでも、疲れるのです。
ずっと痛みを我慢し続けているのですから。
我慢するというのは、ぐっと身体に力も入るし、
精神的にも、次々と襲い来る痛みの波に備えなければなりません。
もうね、本当に疲れる。
もちろん、歯医者さんでグリグリやられてる時の
激烈痛は、もっともっと何倍も疲れます。
わずか30分の治療で、30年分くらい老けました。
僕は今年38歳になりましたが、
歯医者さんに勇んで入って行った時は、
それはもう、確かに元気な38歳でした。
しかしその1時間半後、歯医者さんから出てきた僕は、
完全に68歳になっていましたね。
目に生気はなくぼんやりと虚空を見つめ、
目の下には深いクマ。
顔中皺としみだらけ、
腰と膝は曲がって痛み、
頭は禿げ上がり、
歯は抜け落ち(歯の治療に行ってたのに?)、
ボロボロの小汚いジャンパーを羽織り、
ヨレヨレの安いスラックスを履き、
底の磨り減ったマジックテープの安靴を引きずって、
ヨボヨボ、トボトボと、
ただ前進するためだけに前進している・・・。
そんな68歳の爺さんに、たった1時間半で変貌しまうのです‼︎
(あくまで僕自身の、僕自身に向けてのイメージ映像です。)
68歳でも若々しくはつらつとした方は大勢いらっしゃいます。
しかし僕の30年後はきっと、
腰も膝も曲がって痛み、歯は総入れ歯、頭はつるっ禿げ、
目も悪く血圧も高く、
なんらかの持病を抱えて何とか生きている・・・。
そんな老人になっているような気がしてならない。
もしくはそれより先に、
なんらかの病気で亡くなっているか・・・。
いやいやいやいや・・・(笑)
全くね、痛みで床に伏せていると
ろくなことを考えない。
なんだか切ない自分の未来像を想像してしまったり、
寝ててもやたら悪夢的な夢を見たりと、
全然身体を癒すことができないのです。
痛みとは、身体の不調を知らせてくれるとても大切かつ重要な信号である、
ということは重々承知なのですが、
いかんせん、持続して感じさせられると、
いい加減キツイわ・・・。
もうね、身体の不調云々でなく、
ただただ「痛み」を持続して感じさせられるだけで、
人は疲労で死んでしまえるのではないか?
そう感じるくらい、
なんだかやたらと疲れる。
いや、「痛み」も度を超すと、
ショック死しますよね?
過去に世界各地で行われていた拷問の類も、
「人体の欠損による死」ではなく、
「只々痛みによるショック死」という事もあったと
聞いたことがあります。
鞭打ちの刑なんて、まさにそうだと・・・
いや、でもそれは瞬間的に与えられた激烈痛、ということであって、
持続した結構な鈍痛、では無いか・・・
おっと、こんな怖い話をしてすみません(・・;)
しかし痛みというのは、
只々体力を消耗し、
神経を削り取ってくということなのです・・・。
さてまぁ、ここまで今回のクラフトフェアキャンセル騒動から
その原因となった歯痛とその治療の経緯を
長々と語らせて頂きましたが、
そういうわけで、
僕は森町クラフトフェアをキャンセルしたわけです。
そして、その次の週の雑貨×作家マーケットには、
無事に出店する事が出来た。
このブログの趣旨は、あくまで
「クラフトフェア出店日記」でしたね。
それではやっと、お待ちかね(?)の
雑貨×作家マーケットの話に行きましょう。
長々と痛々しい話を聞いていただいて、
本当に申し訳ない。
こんな年の瀬に、なんで歯を削るような痛い話を
リアルに聞かなくちゃいけないんだ‼︎
そう思っている方も大勢いらっしゃるかと思います。
全くその通りですね。
本当にすみませんでした。
しかし。
皆さんも、くれぐれも歯だけは気をつけてくださいね・・・。
下手に傷めてしまうと、
もうとんでもないことになってしまいますよ!
ネットで検索した結果ですが、
嘘か誠か、歯痛で亡くなった方も居たとか、居ないとか・・・。
まぁ、これにて歯痛の話は終わりです。
最後までご視聴ありがとうございました。
それでは皆さん、ごきげんよう‼︎
・・・・・いやいや、雑貨×作家マーケットの話ですね(笑)
まぁ、ここまでかなりの長文で来てしまったので、
ここからは簡単に綴っていこうかと思います。
さて雑貨×作家マーケット。
今回で何と19回目の開催です。
年に2度開催しているので「19回」という多い開催数になるのですが、
それでももう9年目。
(初年度は3回の開催だったようです)
なかなかの開催年数です。
主催はクラフト作家のako styleのアコさん。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
デニムやコーデュロイなどの生地でパッチワークを仕立て、
その生地で更に素敵なバッグや帽子、
エプロンなどを製作しています。
アコさんとはとても仲良くさせていただいており、
出店がかぶるといつも一緒に一杯飲んでいます。
そう、アコさんはお酒が大好き(笑)
僕は普段はほとんど飲まないのですが、
クラフトマンは比較的お酒が好きな方が多いですね。
なので、僕もこういう出店で出かけた時だけ、
皆と一緒にお酒を飲むようになるのです。
僕を含め、この11月末の出店で最後になる作家さんも多く、
しかもこの雑貨×作家マーケットは
お酒好きな友達のアコさん主催。
もう、忘年会と称しての飲み会を行わないわけがありません。
毎年の事なのですが、
今年も例外なく、小さな飲み会が催され、
皆それぞれ美味しいお酒と料理に舌鼓を打ちながら
お互いに一年の労をねぎらって、
ワハハと笑うのでした。
その後、更に少数でアコさんの自宅にお邪魔し、
2次会と称して簡単に飲んだのですが・・・、
太田くんという宮城県のアクセサリー作家さんに飲まされ、
僕はかなりフラフラに。
この太田くん、面白い人で話もうまく、
ついついお酌を受けてしまい、
気がつけば日本酒をぐいぐいと空ける始末・・・。
普段自宅では全くと言っていい程お酒をのまないので、
これにはあっという間にのまれてしまう。
気がついたら深夜2時。
ふらふらの状態で布団に入るも、すぐに朝がやってきます。
もちろんがっつり二日酔い。
もう午前中は仕事にならず、
グッタリでした・・・。
全くね、歯を痛めたばかりで、
のど元過ぎたらこの体たらくですわ・・・。
いや、僕がグッタリしてる間に見に来てくださった方々に、
一番申し訳なく思っている次第でありまして・・・。
本当にすみませんでした。
なんか、謝ってばかりいますね、このブログは(笑)
謝らなければいけないことばかりしてるからだろ‼︎
はいそうです。すみませんでした!
さてクラフトフェアの方ですが、
今回も盛況だったのではないでしょうか。
今回は、主催側でアーティストを招待し、
中央のブースで展示販売する、という企画も行われました。
今回招待された作家さんは2名。
金属とガラスなどでオブジェを作っている方と、
イラストを描いていらっしゃる方。
どちらもとても素敵な作品で、
じっと見入ってしまうものばかりでした。
特に僕的に、イラストが素敵だと感じました。
ノープランで描き始め、
描きながら次の線を決めてゆく描き方らしく、
その緻密な線の連なりに、
思わず見とれてしまうばかり。
この会場で、こんな素敵な作家さんに出会えるなんて、
その体験自体がとても素敵なことですね(*^^*)
練樹工房のお店にも
大勢の方々が見にきてくださり、
今年最後の出店として、
とても充実できたのでは、と感じています。
二日酔いはちょっとダメでしたが、
それも含めて、2018年最後の出店、
とても楽しいものになりました!
お世話になった方々、
お買い上げくださった方々、
本当にありがとうございました(^o^)
さてさて・・・。
これでクラフトフェアの出店は終わったのですが、
それでホッと一息ついている場合ではありません。
むしろここからが、ある意味本当に忙しくなるのですから・・・。
ここ数年、毎年12月から2月いっぱいまでは
注文をいただいている分の製作、納品の仕事と、
毎年恒例の「山仕事」に従事する時間と、
主にその二つに分かれます。
そのほか、春からの出店の在庫分の製作業務や、
木彫り食器の材料になる木の伐採業務などがありますが、
それらも「クラフト」の仕事の一環。
要は、クラフト仕事と山仕事の二極化になるわけですね。
今年も御多分に洩れず、
12月からはクラフト業務と山仕事。
12月は師走。
読んで字のごとく、
師ですら走らなくてはいけない程に、忙しい季節です。
なので僕ごとき半人前の小僧っ子は、走るだけでは事足りず。
もう背中にジェットエンジンを積んで
フルマックスの出力で点火です。
「走る」のではなく、「飛ぶ」が正しいですね。
12月、「師が走る程忙しい」ので「師走」。
ならば、「半人前は飛ぶ程忙しい」ということで、
「飛丁稚」という言葉はどうでしょうか(笑)
読み方は「とびでっち」(笑)
「丁稚」は、半人前の意味。
「小僧」でも「弟子」でも同じような意味ですが、
なんとなく響き的に「でっち」の方がしっっくりくる気がする。
「年の瀬で忙しいねぇ。」
「本当です。飛丁稚ですわ。」
こんな会話・・・まぁどうでもいいことでした(笑)
とにかくまぁ、
12月中は注文を頂いている分の製作、納品と、
山仕事の二極。
全くもって忙しくさせて頂きました。
もう本当、こんなにブログ更新が遅くなってしまったことに対しての
言い訳を考えるのに一苦労です。
いやいや、嘘ですすみません(笑)
しかしとにかく、今年の12月は特に忙しかったですね。
ご注文いただいていた方々、
納品が遅くなってしまいまして本当に申し訳ありませんでした。
そして未だ納品をお待ちの方々、
遅くなってしまっている状況、
誠に申し訳ありません。
ご注文いただいました順に製作しておりますので、
今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
しかし、やはり僕個人の息抜きやトレーニングも兼ねての山仕事も、
欠かすことのできない毎年のルーティーンワークになっていまして、
この仕事をやりながら考えたこと、思いついたこと等が、
次の作品のアイデアになったり、
また来年からの英気を養うことになったりしています。
この山仕事、以前にもこのブログで書いたかもしれませんが、
僕が昔、正社員で働かせて頂いていた仕事なのです。
ありがたいことに、未だに冬の忙しい時期、
お声をかけてくださいます。
僕は好きでクラフト作家の仕事をやらせて頂いていますが、
山仕事も好きでやらせて頂いています。
どちらもいつまで続けられるかわからない、
そんな厳しい仕事ではありますが、
僕はこの2つの仕事が大好きです。
人の人生は、ほぼ「仕事」ですよね。
「お金を稼ぐ、稼がない」ではなく、
何かしらの「仕事」を常にしています。
もし完全自給自足の方がいらっしゃったとしても、
それは「他人から賃金を貰う」ような仕事ではないにしろ、
「生活に必要な全ての作業を、自身でこなしてゆく」という仕事に終始するのです。
人生は、仕事だ。
ということで、
2月いっぱいまでは
山仕事とクラフト仕事を一緒にやって行きます。
現在頂いておりますご注文の方は、
2月いっぱいまでには必ず製作していきますので、
その方、よろしくお願いいたします。
さて、山仕事の話をちょっとしましょう。
今年も色々な現場に行かせてもらいましたが、
先々週八丈島に行ってきました。
東京の竹芝桟橋から橘丸という客船に乗って、
22時に出航。
2等客室の、カーテンで仕切られた小さなベッド一つ分のスペースが、
プライベートスペースになります。
そこで翌朝9時着までの間、
夜を明かすことになります。
過去にこの山仕事で何度も乗った橘丸ですが、
今回はちょっと海が荒れており、
そこそこ強く、船は揺れました。
ギリギリ船酔いしないくらいの揺れ。
航海はほぼ深夜に済んでしまうのですが、
それが本当に助かります。
22時に出航した橘丸は、
すぐにレインボーブリッジの真下をくぐり、
そこそこのスピードで太平洋の淵に向かっていきます。
時刻は深夜。
乗客は大勢いましたが、
みなさんほとんどが、そのまま就寝した様子。
広いデッキには、僕がぽつんと一人だけでした。
冷たい夜の海風は、僕の羽織った外套を優しく剥ぎ取ろうとし、
不意な突風で僕の帽子を海へと投げ入れようとします。
僕は過去に2度ほど、
こうして海風にお気に入りの帽子を
海に投げ入れられたことがありました。
なので、3度目は無いぞ。
グッと深く帽子をかぶり、
敏感に突風を感じ取り、
風が帽子をめくり上げてくる角度を巧みに調整し、
受け流しながら、
夜の海風が吹く橘丸のデッキにて、
小さくなってゆく東京の街灯りを眺めていました。
船は翌朝9時に八丈島に着港。
ベッドにて一晩中振らされ、
ふらふらになってしまった体の芯。
ふらふらになりながら船を降り、
そのまま借りてあるレンタカーに乗って現場へ直行、
すぐに仕事が始まります。
今回は4日間ほどの滞在。
個人的にはちょっと短いと思いましたが、
それでもいくらかは空き時間があったので、
レンタカーに乗って海へ行ってみたり、
小さな井戸の遺跡を見に行ってみたりしました。
6、7年前に初めて八丈島に来た時は、
八丈富士にも登りました。
後輩と二人で来たので、その後輩も誘って二人で。
今回は時間がなかったので八丈富士には登れませんでしたが、
概ね満足して4日間の滞在を終えたのでした。
帰りは飛行機。
往路は船で11時間かかったのに、
復路はジェット機でわずか1時間程。
なんだかすげぇや。
ジェット機は羽田空港に着港し、
東京モノレールで浜松町まで行き、
そこから竹芝桟橋まで歩き、
駐めてあった会社のハイエースに乗って、
高速道路で長野県上田市まで帰ってきた、というわけです。
2018年12月中の、
山仕事のある一コマ・・・。
こんな感じで僕の12月は過ぎてゆき、
気がつけばもう12月31日。
もうすこしで年が明け、
2019年がやってきます・・・。
まぁ、何が変わるわけではなく、
ただ日付が変わるだけで、
今日も明日も明後日も、
日々やることは何も変わりません。
しかし、なんだかやはり、
年末年始は特別ですね。
忙しい師走(もとい「飛丁稚」(笑))をなんとかやりきり、
いま、やっとホッと一息つけた感じがします。
しかし現代は、年末年始に仕事の人も大勢いらっしゃいます。
僕も昔はそんな仕事をしていた時がありました。
東京にいた若い頃、
ある小さな遊園地でアルバイトしていたのですが、
そこは年末年始、年をまたいで開催するイベントをしており、
その遊園地で働きながら年を越したこともありました。
今の世の中、ネットでの買い物が主流になってきています。
僕も先日、アマゾンで電動工具を注文したのですが、
なんとそれは、1月1日に届くそう。
あぁ、なんかすみません・・・。
配達はもっと後でも良かったのだが・・・。
しかし、アマゾンという会社がそういう経営方針で、
そしてそこで働いている以上は仕方ないことなのかもしれませんね。
配達は、ヤマト便。
クロネコヤマトも、年末年始は特に忙しく仕事をしています。
本当に、お疲れ様です。
そうやって忙しく働いてくださる方々がいるから、
年末年始にホッと一息つける僕がいる。
本当に本当に、感謝です。
「人生は、仕事だ」と先ほど言いましたが、
人が頑張って働いている姿というのは、
僕はとても好きです。
ボロボロになっても、
不満があっても、
愚痴が溢れても、
人は働き続けます。
素敵な生き物ですね(^ ^)
しかしまぁ。疲れたら休みましょうね。
うまく時間をやりくりし、
ストレスを必要以上に溜めないようにして、
しっかりと心身を休める時間は作りましょう。
そうしないと、
僕のように歯を痛める羽目になるぞ・・・!
いやいや(笑)もう痛々しい歯の話はやめましょう(笑)
とにかく、忙しい師走飛丁稚、年末年始、
みなさんそれぞれの過ごし方があると思いますが、
身体だけは労って過ごしましょう。
さて・・・。
今年ももう終わります。
早いものですね。
本当に、毎年この時間の過ぎてゆく速度にはびっくりする。
一年を振り返ってみれば、
1日だって記憶、記録のない瞬間はありません。
しっかりと1年、1ヶ月、1日、1時間、1分、1秒を生きてきました。
それなのに、このスピード感・・・。
いったい、「時間」と「感覚」には、
どのような相互作用があるのでしょうか・・・。
いつか自分なりの答えを出してみたいお題ではあります。
皆さんは、2018年はどんな年だったでしょうか?
良かった、悪かった、大して変わらなかった・・・
人それぞれ色々あると思います。
僕はといえば・・・「良いこと」もあったし、
「悪いこと」もあったし、
「大して変わらなかった」こともたくさんありました。
まぁ、そんなことを総括して、
良い一年だったなぁと、そう思えます。
良かった事は、
やはりクラフト出店で沢山の素敵な方に出会えた事。
お客様であれ、出展者であれ、
沢山の素敵な人関わりをもち、
沢山の刺激を受けたような気がします。
悪かった事は、
やはり歯を痛めたことが一番でしょうか・・・。
これはもう、本当にヤバい。
マジです。
みなさんも、人間でいる以上必ず起こりうることです。
本当に気をつけてください。
そしてもちろん、僕も細心の注意を払って気をつけます!
(あれ?日本語あってますか?)
とにかくまぁ、
成沢学的2018年は、
色々あって大変だったけど、
楽しく過ごせて良かったな、という、
だいぶ月並みで語彙力の無い言い方ですが、
そんな一年になりました(^ ^)
普通が一番、ということでしょうか。
そして練樹工房的には、
2018年とても充実した一年になったと思います。
大勢の方々からお買い上げ頂き、
ご注文もたくさん頂きまして、
心から感謝申し上げます。
大きなトラブルもなく、
順調に一年を終えることができましたのも、
ひとえに皆様のおかげだと強く感じている次第であります。
2018年、
お世話になった方々、
お買い上げくださった方々、
僕とジュアに関わってくださったすべての方々、
本当に本当に、
ありがとうございました‼︎(^○^)/♪
〜後半へ、もう少しだけ続く〜